最終更新日:

【医師監修】毛周期とは?脱毛効果への影響や部位別の期間について解説

【医師監修】毛周期とは?脱毛効果への影響や部位別の期間について解説

「毛周期とは何だろう?」「毛周期は脱毛効果と関係があるの?」医療脱毛を始めるにあたり、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、毛周期と脱毛の関係について以下の内容を詳しく解説します。

  • 毛周期に合わせて医療脱毛を受けた方がいい理由
  • 医療脱毛のベストな施術間隔
  • 部位毎のおすすめな施術間隔
  • 医療脱毛の施術間隔に関するよくある質問

十分な脱毛効果を得るためには、毛周期に合わせた施術間隔を守ることが大切です。「すでに間隔を間違えて通っている場合」や「正しい間隔で通っているのに効果が実感できない理由」など、よくある質問についてもまとめています。医療脱毛を始めてから後悔することがないよう、ぜひ目を通しておいてください。

このコラムの監修者
辻井 鴻
辻井 鴻
一般社団法人 美星会
アステリアクリニック院長
【医師の経歴】
2020年 北海道大学医学部卒業
2022年 北海道内の病院にて初期臨床研修を終了
2023年10月 アステリアクリニック札幌院 院長就任
医療脱毛をお考えの方はお気軽にご相談ください!

当院の医療脱毛をご紹介

医療脱毛について

お電話でのご相談やご予約はこちら

0120-706-860

受付時間:11:00~20:00 / 不定休(年末年始など)

インターネットで簡単予約!

無料カウンセリングのご予約

24時間受付中

目次

そもそも毛周期とは?

毛周期とは、毛が生えてから成長し抜け落ちるまでの周期のことです。以下の表の通り、毛周期は「成長期→退行期→休止期」の3段階のサイクルを繰り返します。

成長期毛が成長して伸びている期間
退行期毛の成長が止まり、抜け落ちる準備を始める期間
休止期毛が抜け落ち、新しい毛が生えてくるまでの期間

髪の毛やまつげなどの毛が自然に抜け落ちるのは、その毛が毛周期における休止期に入ったからです。

毛周期と脱毛の関係性は?

成長期の毛に対してのみ医療脱毛は効果を発揮します。退行期はもちろんのこと、休止期の毛に対しては医療脱毛のレーザーは反応しないため、毛周期に合わせて、成長期の毛が多くなったときに脱毛の施術を実施することが大切です。
なぜなら、脱毛で使用するレーザーは、毛のメラニン色素に反応することで熱に変換され、毛を生産・成長させる機能をもつ毛乳頭や、毛を生やす司令塔であるバルジ領域を破壊するのですが、レーザーに反応するのは、メラニン色素が濃くなる「成長期」の毛のみだからです。
「退行期」「休止期」の毛はメラニン色素が薄かったり、毛根付近に毛が存在しないため、レーザーを照射しても毛乳頭やバルジ領域を破壊できず、脱毛効果を得ることができません。
十分な脱毛効果を得るためには、毛周期に合わせて施術を受けることが大切です。

医療脱毛の最適な施術間隔は「1〜3ヶ月」

医療脱毛へ通う間隔について、アステリアクリニックでは「1〜3ヶ月に1度程度」がベストとご案内しています。(ただし、部位毎に最適な施術間隔が異なりますので、全ての部位が1ヶ月毎に施術可能なわけではありません。)
医療脱毛で自己処理が不要になるまでの施術回数は、部位毎に最適な回数は異なりますが、8~10回程度になります。つまり、脱毛が完了するには一般的に1~1年半程度かかるということです。「早く脱毛を完了させたい」という思いもあるかもしれませんが、ある程度長い目線でお考えいただければと思います。
たとえば2週間に1度の施術間隔では、十分な脱毛効果を得られません。繰り返しお伝えしているように、レーザーが効果を発揮するのは、メラニン色素が濃くなる成長期の毛のみであり、2週間という間隔では成長期に移行している毛の本数が少ないからです
もちろん脱毛の効果には個人差があるため、目安の期間よりも早く効果を実感される方もいらっしゃいます。

脱毛回数を重ねれば間隔も伸びる

脱毛回数を重ねていくと、施術間隔は伸びていきます。一般的に5回ほど医療脱毛を受ければおおよそ一通りの毛へ照射が完了するのですが、その状態までくると成長期の毛の本数がある程度の量になるまでの期間が長くなるためです。
実際、体感的にも毛が生えてくるまでの期間が長くなったと感じるでしょう。
ある程度毛が生えて来たなというタイミングで施術することで効果を実感することができるようになります。
ただし5回を完了した状態では、成長期にレーザーがあたらなかった毛や、成長期ではあったものの発毛組織を破壊しきれなかった毛がまだ残っている可能性があります。そのため、自己処理がほとんど不要な肌を目指すには、部位にもよりますが8回から10回程度の医療脱毛が必要になります。施術回数を重ねた後の施術期間は3~4ヶ月に一度というように、徐々に施術間隔を空けていくことがおすすめです。

【部位別】おすすめな医療脱毛の施術間隔

部位別の適切な施術間隔について、以下の表へまとめました。医療脱毛のスケジュールを組む際の参考にしてみてください。

部位施術間隔(5回目まで)最低限必要な回数必要な期間部位
1~2ヶ月3~8回3ヶ月~2年半
腕・足1.5ヶ月~3ヶ月3~5回半年~1年半腕・足
ワキ1.5ヶ月~3ヶ月3~5回半年~2年半ワキ
VIO1.5ヶ月~3ヶ月3~8回半年~2年半VIO
全身(顔・VIO以外)1.5ヶ月~3ヶ月3~5回半年~1年半全身(顔・VIO以外)

施術間隔(次回施術)に迷った場合は、脱毛を受けているクリニックに相談または施術時に次回の目安を看護師へ相談してください。
また、各部位の脱毛間隔について、具体的に解説していきます。

顔脱毛は「1~2ヶ月」

顔脱毛の最適な施術間隔は1~2ヶ月であり、他の部位と比較すると短めです。
ただし必要な施術回数は、他の部位と比較すると多くなる傾向にあります。なぜなら、顔の毛は他の部位と比較して毛の色素が薄い傾向にあるためです。
そしてもう一方で顔の脱毛は、施術完了後には毛穴が引き締まりメイクのノリもよくなりニキビもできにくくなるため、脱毛をして良かった部位と好評の部位です。

腕・足脱毛は「1.5~3ヶ月」

腕・足脱毛の最適な施術間隔は、1.5~3ヶ月です。腕や足はその他の部位と比較して毛が太く多く色素が濃い傾向にあるため、医療脱毛のレーザーが反応しやすいので効果を実感しやすいといえます。
一方で気をつけなければいけないのは、日焼けです。日焼けをしてしまっている場合、医療脱毛を受けられない可能性があります。なぜなら、日焼けで黒くなる原因はメラニン色素であり、メラニン色素は医療脱毛のレーザーが反応する色素だからです。
露出が多く日焼けしやすい部位でもあるので、日焼け止め対策をしっかり実施しておきましょう。

 ワキ脱毛は「1.5~3ヶ月」

ワキ脱毛の最適な施術間隔は、1.5~3ヶ月の間隔が最適です。
ワキ脱毛の最適な施術期間は、腕や足と同じく長めです。
ワキは他の部位よりも毛が太く黒い傾向にあるため、医療脱毛の効果を実感しやすい部位といえるでしょう。
また、ワキは自己処理をしている方が多い部位です。
自己処理による傷や、色素沈着、埋没毛などがあった場合は医療脱毛について慎重に検討しなければいけません。
カウンセリングの際に、しっかりと相談することが大切です。

 VIO脱毛は「1.5~3ヶ月」

VIO脱毛におすすめの施術間隔は、1.5〜3ヶ月です。
VIOは個人によって毛量に差があるため、必要な施術回数については個人差がある程度想定されますが、8回から10回程度は必要でしょう。
またVラインについては、ハイジニーナ(ツルツル)を目指すのか、形を整えるかによっても必要な施術回数は異なります。
IOラインについては、人によっては肌が黒ずんでしまっている場合があること、また敏感な部位のため痛みを感じやすい部位であることにも留意が必要です。

 全身脱毛(顔・VIO以外)は「1.5~3ヶ月」

全身脱毛(顔・VIO以外)の最適な施術間隔は1.5ヶ月~3ヶ月です。この期間を守ることで、毛周期のサイクルに合わせながら肌への負担も減らし、効率的に全身脱毛を進めることが可能です。
全身脱毛の場合、保湿などのスキンケアが行いづらい箇所もあるため、ご自身が気づかないところで赤い発疹などができている可能性もあります。
注意して脱毛に臨むとともに、事前にスタッフへ相談しておき、悩みを解決するようにしておくとよいでしょう。

医療脱毛で適切な間隔を空けるべき2つの理由

医療脱毛で適切な間隔を空けるべき理由は、主に以下の2つです。

  • 毛周期に合わせる必要があるため
  • 肌への負担を軽くするため

それぞれ解説をしていきます。

毛周期に合わせる必要があるため

施術間隔をあけた方がいい理由の1点目は、毛周期に合わせるためです。
毛周期は、部位にもよりますが「成長期→退行期→休止期」のサイクルを繰り返しています。照射に用いるレーザーは、成長期の毛に反応するため、効率よく医療脱毛を進めるなら成長期の毛が多いタイミングで施術を受けることがベストです。
1〜3ヶ月毎の施術は、毛周期を踏まえて効率よく成長期の毛へアプローチできる間隔なのです。

肌への負担を軽くするため

レーザー照射は、毛根にダメージを与えることで脱毛効果を発揮します。毛根に熱ダメージを与える際に、肌にも少なからず影響を及ぼす可能性があります。
肌への負担を軽減するためには、適切な施術間隔を守ることが大切です。

最適な脱毛期間の考え方

画像引用:広尾プライム皮膚科

毛周期における成長期は毛ごとに異なった時期に迎えることになります。
そのためすべての毛が同時に成長期を迎え、一度の照射で全ての毛に脱毛の効果を与えることはできません。しかし、成長期を迎える毛が多いタイミングで脱毛することは可能です。
成長期に入っている毛は、全体の毛の20%ほどといわれており、その他の80%の毛は退行期か休止期を迎えています。1〜3ヶ月に1回のペースで脱毛すると、成長期の毛が多いタイミングで脱毛できます。部位によって適切な施術間隔は異なりますが、「1〜3ヶ月周期での脱毛」が十分な効果が期待できる最適な期間といえます。

【注意点】医療脱毛の適切な間隔を空けなかった場合の影響は?

医療脱毛において適切な間隔を空けなかった場合、以下3つの影響があるといわれています。

  • 施術回数が多くなる
  • 肌に負担がかかる
  • 間隔を空けすぎることで施術回数が増える

施術回数が多くなる

施術の間隔を短くすると、成長期の毛が少ない状態でレーザーを照射することになるため、脱毛の効率性が落ちてしまいます。
よって、脱毛を完了するまでの施術回数が増える可能性が高いです。また、クリニックによっては、追加の照射回数に追加料金が発生することも考えられるため、やはり適切な施術間隔を守ることは大切と言えるでしょう。

肌に負担がかかる

短い間隔で脱毛をすると、肌に過度なストレスを与えるリスクがあります。レーザーを勝者した後の肌はダメージを受け乾燥しやすい状態であったり、軽度の炎症を起こしている状態になっている場合があります。
つまり肌にとっては、レーザー照射の回数はなるべく必要最低限で抑えることがベストです。
万が一肌トラブルが生じた場合、肌の回復を待ってからの脱毛再開となるため、施術の間隔を空ける必要が出てくる場合もあり、最終的に脱毛の完了が遅れる可能性があります。効果を求めて必要以上に早いサイクルでの施術を実施をすることは、結果として脱毛の過程を長引かせることにつながる可能性もあります。
お肌のためにも、適切な施術間隔を守るようにしましょう。

間隔を空けすぎることで施術回数が増える

間隔を空け過ぎても、それまでに受けた医療脱毛の効果は下がることはありません。つまり「脱毛効果を下げたくないから」という想いで慌てて通う必要はないということです。
ただし施術間隔が空きすぎると、前回までは休止期だった毛の中に、成長期を通り越して退行期まで進んでしまう毛が出てくることで、今後の脱毛の効率性が若干落ちてしまう可能性があります。
レーザーは成長期の毛に多く含まれるメラニン色素に反応して脱毛効果を発揮するため、退行期や休止期に照射をしても反応することはありません。
そのため、適切な間隔から外れ施術間隔を空けすぎると、毛周期に合わせた効率良い脱毛施術を受けることが難しくなります。
効率よく脱毛効果を得たいなら、適切な間隔での施術が望ましいでしょう。

医療脱毛を避けるべきタイミングもある

医療脱毛の施術は、いつでも受けられる訳ではありません。以下のような状態の際は、医師によって施術ができないと判断されることがあります。

  • 日焼けしている時期
  • 肌トラブルが発生している時期
  • 通院が途中で難しい時期
  • 妊娠中や産後のホルモンバランスが不安定な時期

日焼けした肌で脱毛の施術を受けた場合、レーザーが毛根だけでなく肌のメラニン色素にも反応し、肌をやけどするリスクが増加します。同様に、炎症を起こしているなど肌トラブルがあると、施術後に症状が悪化することも考えられます。
また妊娠中は、ホルモンバランスが変わり肌の色素沈着が発生したり、肌が乾燥しやすくなったりするため脱毛は実施するべきではありません。産後もある一定期間は脱毛は控えるべきです。もし脱毛のための通院中、妊娠が確認された場合はすぐにクリニックに連絡しましょう。
また、脱毛の効果をしっかりと実感するためには適切な施術間隔を守った複数回の施術が必要です。脱毛途中で通院が難しくなる場合は、施術のスケジュールを再考することをおすすめします。

医療脱毛を効率的に進めるポイント

医療脱毛を効果的に進めるには、以下4つのポイントを意識してください。

  • 日焼け対策を徹底する
  • 自己処理は電動シェーバーを使う
  • 入念に保湿する
  • 始めるタイミングを見極める

1つずつ解説をしていきます。

ポイント①日焼け対策を徹底する

日焼けした肌にはメラニン色素が多く存在し、そのメラニン色素にレーザーが反応する可能性があり、やけどのリスクが高くなってしまいます。脱毛する前から日焼け対策を徹底し、肌が黒くならないようにしましょう。また、日焼けによって赤みを帯びている肌は炎症が起こっており、レーザーを当てることはできません。
もし医療脱毛の期間中に日焼けをしてしまった場合は、クリニックの看護師や医師へ早めに相談しましょう。

ポイント②自己処理は電動シェーバーを使う

脱毛期間中の自己処理は、カミソリによる剃毛や毛抜き、ワックス脱毛は避けてください。毛根にメラニン色素が存在しなくなることで、レーザーに反応しなくなるばかりでなく、これらの自己処理の方法は、肌トラブルを引き起こすリスクも高いからです。
脱毛に通っている間は、電動シェーバーを使用して優しく処理するようにしましょう。

ポイント③入念に保湿する

脱毛中は、医療脱毛のレーザーによって肌が乾燥しやすくなるため、通常よりも徹底した保湿が求められます。脱毛をしたあとは、しっかりと保湿し乾燥を防ぐことで、脱毛効果も向上します。
乾燥した状態では、角質層が厚くなり脱毛効果が薄れてしまう可能性があるからです。

ポイント④始めるタイミングを見極める

脱毛を始めるタイミングは、秋から冬がおすすめです。一般的に夏の間は脱毛クリニックが混雑しやすいため、10月以降に始めることで、予約も取りやすくなる可能性があります。
ただし、クリニックによって混雑具合は異なるので、予約の際に確認しておくと良いでしょう。
また秋は肌の露出が抑えることができるようになる時期のため、自己処理の頻度も落とすことができるようになり、医療脱毛に適した時期と言えるでしょう。

医療脱毛の間隔に関するよくある質問

ここからは医療脱毛の間隔について、よくある質問にお答えします。

Q.すでに間隔を間違えているときはどうすればいいですか?

「早すぎる間隔で通っていた」場合でも「間隔を空けすぎていた」場合でも、次回の施術から1〜3ヶ月の間隔をあけて通うことをおすすめします。
レーザー照射を一通り全ての毛に当てられるまでは1〜3ヶ月の照射間隔を守り、毛が生えはじめるまでの期間が長くなり始めたら、施術間隔をより長くとるようにして毛が生え揃い始めてから施術するように切り替えましょう。

ただし脱毛効果には個人差があるものです。人によっては、比較的少ない回数でも毛が生え揃うまでの期間が長くなってきたという方もいるでしょう。その場合は、ある程度毛が生え揃うまで施術間隔を空けても問題はありません。

Q.正しい間隔で脱毛に通っているのに効果が出ないのはなぜですか?

主に2つの原因が考えられます。「脱毛中の毛の自己処理方法が間違っている場合」と「レーザー照射の出力が合っていない場合」です。
施術前の自己処理に毛抜きや脱毛ワックスを使用している方は、医療脱毛の効果を得にくいことがあります。毛抜きや脱毛ワックスでの自己処理は、毛と一緒に毛根のメラニン色素まで除去してしまうためです。
レーザーは毛根のメラニン色素に反応するため、脱毛ワックスや毛抜きによってメラニン色素が除去されることでレーザーに反応しにくくなり、適切な間隔で通っていても医療脱毛の効果が実感しにくいのです。
レーザー照射の出力が不足している場合も、効果を実感できない原因になる可能性があります。照射出力はクリニックが適切にコントロールしていますが、効果を実感できない場合には悩まずにスタッフに相談することをおすすめします。

Q.「1ヶ月の間隔で予約が取れます」というクリニックがあるのはなぜですか?

クリニックにより脱毛施術の方針が異なるためです。顔以外の部位に対して1ヶ月間隔で施術を受けた場合、生え揃っている毛の本数が少ない状態で次の施術を行うこととなります。その結果、少ない本数の毛に対してエネルギーが集中することで、1回あたりの照射時間を短縮したり照射のエネルギーを減らすことができ、1回の通院で要する施術時間を短縮させることができると考えられています。
ただし、1回あたりでアプローチできる成長期の毛の本数が少ないということは、逆に言うと、脱毛効果に満足するまでの通院回数が多くなってしまうということです。施術の回数が増えるということは、1回あたりの費用は安く見えても結果的に高額になってしまう可能性もあります。
アステリアクリニックでは、皆様の通院のご負担や脱毛完了までのトータルの料金を考え、1回あたりの脱毛効果を最大限にできるよう施術を行っております。そのため部位によって「1ヶ月〜3ヶ月」の施術間隔をおすすめしています。毛周期に合わせて施術を受けることで、より効率よく脱毛を完了できるでしょう。

Q.クリニックによって推奨される間隔が違うのはなぜですか?

クリニックで導入している機械が異なるためです。導入している機械によって、効果的な施術のタイミングはさまざまです。
医療脱毛に使用されるレーザーの照射方法には、主にバルジ領域を破壊する「蓄熱式」と、主に毛乳頭を破壊する「熱破壊式」の2つの方法があります。バルジ領域は毛乳頭と比べて浅い位置に存在するため、毛乳頭を破壊する熱破壊式と比べると肌の浅いところへのダメージがメインとなります。そのため、肌のダメージからの回復も早いとされており、短い間隔で通えることが多いのが特徴です。一方、熱破壊式の脱毛では、バルジ領域より深いところにある毛乳頭を破壊します。そのため、肌がダメージから回復するのに、より長く休息期間をとる必要があるとされているため、毛周期だけでなく肌の回復状況に合わせた間隔での施術が必要と考えられています。
ただし、いずれにしても、基本的には次の毛が生え揃う1〜3ヶ月毎の施術が効率よく脱毛を完了できる通院目安です。肌に負担をかけないためにも、極端に短い間隔での施術は控えておいた方がいいでしょう。

Q.毛周期の調べ方はありますか?

正確に毛周期を調べる方法はありません.
なぜなら、毛周期には個人差があり、同じ部位の毛であっても1本1本異なるタイミングの毛周期をもっているからです。現在身体にある毛根は、成長期・退行期・休止期がランダムに入り混じっているため、毛周期を見極めることは不可能です。

【まとめ】正しい間隔で医療脱毛を進めて効率よく完了させよう

肌への負担を抑えつつ効果的に脱毛を進めるためには、適切な施術間隔を守ることが大切です。
アステリアクリニックでは、医療脱毛を始めていただく前に入念なカウンセリングを行っています。これにより、お客様に適した施術プランや機械をご提案することが可能です。予約状況によっては顔やVIOなどの部位別に分割照射を行うなど、スムーズに脱毛を完了できるよう工夫しています。
「部位毎に適切な間隔で医療脱毛を受けたい」という方は、ぜひ当院にご相談ください。効率よく脱毛を受けられるようサポートいたします。

このコラムの監修者
辻井 鴻
辻井 鴻
一般社団法人 美星会
アステリアクリニック院長
【医師の経歴】
2020年 北海道大学医学部卒業
2022年 北海道内の病院にて初期臨床研修を終了
2023年10月 アステリアクリニック札幌院 院長就任