医療脱毛へ通うベストな間隔とは?1ヶ月の間隔では早すぎる?

「医療脱毛はどれくらいの間隔で通うといいのだろう?」「医療脱毛に通うベストな間隔は部位によって違うの?」医療脱毛を始めるにあたり、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では医療脱毛の施術間隔に関して、以下のテーマに基づき詳しく解説します。
- 医療脱毛のベストな施術間隔
- 適切な施術間隔を空けた方がいい理由
- 部位毎のおすすめ施術間隔
- 医療脱毛の施術間隔に関するよくある質問
十分な脱毛効果を得るためには、正しい施術間隔を守ることが大切です。「すでに間隔を間違えて通っている場合」や「正しい間隔で通っているのに効果が実感できない理由」など、よくある質問についてもまとめています。医療脱毛を始めてから後悔することがないよう、ぜひ目を通しておいてください。
目次
医療脱毛のベストな施術間隔は「1.5〜2・3ヶ月」

医療脱毛へ通う間隔について、アステリアクリニックでは「1.5〜2・3ヶ月に1度程度」がベストとご案内しています。(部位ごとに、最適な施術間隔がことなります。)
医療脱毛の効果を実感できるのは、部位によっても異なりますが5~6回の施術を終える頃。つまり、脱毛が完了するには一般的に1~1年半程度かかるということです。
「早く脱毛を完了させたい」という思いもあるかもしれませんが、短期間で行っても脱毛の効果は期待できません。また、脱毛回数を重ねるほどベストな施術間隔は伸びます。
ここでは、1.5〜2・3ヶ月に1度の施術間隔がベストな理由について解説しましょう。
1ヶ月の間隔では早すぎる
1ヶ月に1度の施術間隔では、十分な脱毛効果を得られません。レーザーが効果を発揮するのは、メラニン色素が濃くなる成長期の毛のみだからです。そのため、成長期を迎える毛が十分に生え揃っていない状態で医療脱毛を受けても、脱毛の効果を実感しにくいでしょう。せっかくの施術を無駄にしないためにも、1ヶ月の施術間隔はおすすめできません。
(ただし、顔脱毛の場合は1ヶ月がベストな間隔です。)
間隔が空くと毛周期に合わせた脱毛が難しい
3ヶ月以上施術間隔が空いても、それまでに受けた医療脱毛の効果は下がりません。「脱毛効果を下げたくないから」と慌てて通う必要はないということです。ただし間隔が空きすぎると、成長期の毛がレーザー照射されないまま退行期へ移行してしまう可能性も。
毛は「成長期・退行期・休止期」のサイクルで、およそ2~3ヶ月かけて生え変わっています。レーザーはメラニン色素に反応して脱毛効果を発揮するため、退行期や休止期の毛に対しては反応しにくく、この時期に受ける脱毛は効果的とは言えません。間隔を空けすぎると、毛周期に合わせて施術を受けることが難しくなります。
効率よく脱毛完了を目指すなら、適切な間隔での施術が望ましいでしょう。
脱毛回数を重ねれば間隔も伸びる
脱毛回数を重ねるほど、施術間隔は伸びていきます。一般的に5回ほど医療脱毛を受ければ、一通りの毛へ照射が完了するためです。
ただし5回を完了した状態では、成長期にレーザーがあたらなかった毛が残っており、再び生えてくる可能性があります。そのため、自己処理がほとんど不要な肌を目指すには6回目以降の医療脱毛が必要な方もいるでしょう。その場合は3~4ヶ月程度というように、徐々に施術間隔を空けていくことがおすすめ。ある程度生えそろうまで間隔を空けてから医療脱毛を受けることが効率的です。
医療脱毛で適切な間隔を空けるべき2つの理由

医療脱毛で適切な間隔を空けるべき理由は、主に2つあります。
毛周期に合わせる必要があるため
適切な施術間隔を空けた方がいい理由は、毛周期に合わせるためです。毛周期は、成長期・退行期・休止期のサイクルを2~3ヶ月かけて繰り返しています。照射に用いるレーザーは、成長期の毛に反応するため、効率よく医療脱毛を進めるなら毛が成長期を迎えるタイミングで施術を受けることがベスト。2~3ヶ月毎の施術は、毛周期を踏まえて効率よく成長期の毛へアプローチできる間隔なのです。
肌への負担を軽くするため
レーザー照射は、毛根に熱ダメージを与えることで脱毛効果を発揮します。つまり医療脱毛は、少なからず肌に負担がかかるということ。場合によっては、施術後に赤みやかゆみといった肌トラブルが出現することもあります。
肌への負担を軽くするためには、適切な施術間隔を守ることが大切なのです。
【部位別】おすすめな医療脱毛の施術間隔
適切な施術間隔は個人差があり、部位によっても異なります。部位毎の適切な施術間隔は下表の通りです。医療脱毛のスケジュールを組む際の参考にしてみてください。
部位 | 施術間隔(5回目まで) | 最低限必要な回数 | 必要な期間 |
---|---|---|---|
顔 | 1~2ヶ月 | 3~8回 | 3ヶ月~2年半 |
腕・足 | 1.5ヶ月~2・3ヶ月 | 3~5回 | 半年~1年半 |
ワキ | 1.5ヶ月~2・3ヶ月 | 3~5回 | 半年~2年半 |
VIO | 1.5ヶ月~2・3ヶ月 | 3~8回 | 半年~2年半 |
全身(顔・VIO以外) | 1.5ヶ月~2・3ヶ月 | 3~5回 | 半年~1年半 |
施術間隔(次回施術)に迷った場合は、脱毛を受けているクリニックに相談または施術時に次回の目安を看護師へ相談してください。
医療脱毛の間隔に関するよくある質問

ここからは医療脱毛の間隔について、よくある質問にお答えします。
Q.すでに間隔を間違えているときはどうすれば良いですか?
「早すぎる間隔で通っていた」場合でも「間隔を空けすぎていた」場合でも、次から適切な間隔で通うことをおすすめします。
具体的には1ヶ月間隔で通っていた方は、初回の照射から10~15ヶ月が経過するまでは2~3ヶ月毎の照射を。それ以降は毛がある程度生え揃ってからの通院がおすすめです。
間隔を空けすぎていた方は、5回の照射を終えるまでは2~3ヶ月毎の照射となるように通いましょう。以降はある程度毛がある程度生えるまで間隔を空けてから、脱毛を受けることが効率的です。
ただし脱毛効果には個人差があるもの。人によっては、途中で十分な脱毛効果を実感できることもあるでしょう。その場合は、ある程度毛が生えるまで施術間隔を空けても問題はありません。
Q.正しい間隔で脱毛に通っているのに効果が出ないのはなぜですか?
主に2つの原因が考えられます。「脱毛中の毛の自己処理方法が間違っている場合」と「レーザー照射の出力が合っていない場合」です。
施術前の自己処理に毛抜きや脱毛ワックスを使用している方は、医療脱毛の効果を得にくいことがあります。毛抜きや脱毛ワックスでの自己処理は、毛と一緒に毛根のメラニン色素まで除去してしまうためです。
レーザーは毛根のメラニン色素に反応するため、脱毛ワックスや毛抜きによってメラニン色素が除去されることでレーザーに反応しにくくなり、適切な間隔で通っていても医療脱毛の効果が実感しにくいのです。
レーザー照射の出力が不足している場合も、その一因となる可能性があります。照射出力はクリニックが適切にコントロールしていますが、効果を実感できない場合には悩まずにスタッフに相談することをおすすめします。
Q.「1ヶ月の間隔で予約が取れます」というクリニックがあるのはなぜですか?
クリニックにより脱毛方法が異なるからです。1ヶ月間隔で施術を受けられるクリニックは、蓄熱式の脱毛方法を採用していることがほとんど。
蓄熱式の脱毛はじっくり熱を加えることにより、バルジ領域の毛包幹細胞を壊すのが特徴です。バルジ領域は発毛を促す司令塔で、肌の浅い部分に存在しています。低出力でもアプローチしやすく肌へのダメージが比較的少ないため、1ヶ月毎の施術を可能としているのです。
ただし、蓄熱式でも1ヶ月の間隔では効果が出にくいです。そのため、アステリアクリニックでも蓄熱式を採用していますが「1.5ヶ月〜2・3ヶ月」の施術間隔をおすすめしています。
毛周期の短い顔以外は2~3ヶ月毎に毛が生え変わります。毛周期に合わせて施術を受けることで、より効率よく脱毛を完了できるでしょう。
Q.クリニックによって推奨される間隔が違うのはなぜですか?
クリニックで導入している機械が異なるためです。導入している機械によって、効果的な施術のタイミングはさまざまです。
医療脱毛に使用されるレーザーには、「蓄熱式」と「熱破壊式」の2つの種類があります。先ほど説明したように、蓄熱式はバルジ領域にアプローチするため短い間隔で通えるのが特徴です。一方、熱破壊式の脱毛では、高い照射出力で発毛組織を破壊。肌の休息期間も必要となるため、毛周期に合わせた間隔での施術をおすすめしています。
いずれにしても、基本的には次の毛が生え揃う2~3ヶ月毎の施術が効率よく脱毛を完了できる通院目安です。肌に負担をかけないためにも、極端に短い間隔での施術は控えておいた方がいいでしょう。
【まとめ】正しい間隔で医療脱毛を進めて効率よく完了させよう
肌への負担を抑えつつ効果的に脱毛を進めるためには、適切な施術間隔を守ることが大切です。
アステリアクリニックでは、医療脱毛を始めていただく前に入念なカウンセリングをおこなっています。これにより、お客様に適した施術プランや機械をご提案することが可能です。予約状況によっては顔やVIOなどの部位別に分割照射を行うなど、スムーズに脱毛を完了できるよう工夫しています。
「部位毎に適切な間隔で医療脱毛を受けたい」という方は、ぜひ当院にご相談を。効率よく脱毛を受けられるようサポートいたします。

アステリアクリニック院長