【脱毛後の自己処理】脱毛後は毛が抜け落ちるまで剃ってはいけない?

【脱毛後の自己処理】脱毛後は毛が抜け落ちるまで剃ってはいけない?

医療脱毛は毛周期に合わせて複数回の施術が必要で、完了するまでは新たな毛が繰り返し生えてきます。そのため、脱毛期間中にご自身でムダ毛ケアをする場面もあるでしょう。そこで挙がりやすいのが「脱毛をしたら毛が抜け落ちるまで剃ってはいけないのか」という疑問です。
そこでこの記事では、医療脱毛を受けている間の自己処理について以下の内容を解説していきます。

  • 脱毛後に毛を剃って良いかどうか
  • 脱毛後の毛を引き抜いて良いかどうか
  • ムダ毛の自己処理に適したタイミング
  • ムダ毛の自己処理に適した方法
  • 脱毛効果を高めるためにできること

脱毛後の肌はデリケートなため、ムダ毛のケアには注意が必要です。すでに脱毛を進めている方はもちろん、現在脱毛を検討されている方も、ぜひ最後までご覧ください。

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医療脱毛後にすぐ毛が抜け落ちるわけではない

医療脱毛でレーザーを照射した毛はその場で抜け落ちるわけではなく、一定の期間を要したのちに徐々に抜けていきます。医療脱毛をしたらすぐに毛のない肌が手に入るわけではないということです。レーザー照射から毛が抜け落ちるまでの期間は、毛の太さや濃さ、部位によって異なります。目安をご紹介していきます。

医療脱毛後に毛が抜けるまでの期間

医療脱毛では肌にレーザーを照射し、毛の毛根部分にダメージを与えます。具体的には、毛乳頭という毛母細胞に栄養を届ける部分にダメージを与えたり、バルジ領域という毛の成長を司る司令塔を破壊することで毛の成長をストップさせ、抜け落ちるのを待つ仕組みです。
熱破壊式・蓄熱式など脱毛方式の違いによって差はありますが、レーザーを照射してから毛が抜けていくまでの期間は1~3週間が目安といわれています。部位や毛質により差があるため、焦らず経過をみましょう。部位ごとの抜けやすさはぜひ以下を参考にしてください。

部位毛の抜けやすさ
ボディ・脚や腕、脇などの太い毛が生えているパーツは効果を感じやすい
VIO・太い毛が根深く密集して生えている部位のため、レーザーを照射してから表面に毛が出てきて抜け落ちるまでに時間がかかる
・毛が密集しているため、レーザーによるエネルギーが分散してしまうことがあり、効果を感じるまでに回数が必要なことがある
・産毛に近い細い毛は抜けたかどうか目で確認が難しい
・顔の毛は毛周期のサイクルが短く、レーザー照射後に毛が抜け落ちるタイミングで別の毛穴から次の毛が生えてくることがあるため、すぐに効果を感じにくいことがある

一般的に太い毛は抜けやすいのが特徴です。そのため、ボディの中でも太い毛が多い脚や腕は脱毛効果を実感しやすいでしょう。また、熱破壊式による脱毛の場合、レーザーを照射した毛穴から毛が浮き出てくる「ポップアップ現象」が見られる場合もあります。
VIOも太い毛が生えている部位ですが、毛が密集していたり、毛根が他の部位の毛より深いところにある場合が多いためボディよりも抜けるまでに時間がかかる傾向があります。また、顔は細くて色の薄い毛が多いため抜けたという実感を得にくいことがあります。
どの部位も期間をおいてレーザー照射を繰り返すと毛量は徐々に減っていき、やがて自己処理をしなくてもムダ毛が気にならなくなります。

医療脱毛後に毛が抜け落ちるまで抜いてはいけない理由

医療脱毛後に抜けやすくなった毛を、引っ張ると簡単に抜けて楽しいついつい自己処理で抜きたくなる方もいるでしょう。しかし以下3つの理由から、自然に抜け落ちる前に抜くのはおすすめしません。

  • 医療脱毛の効果が低くなる
  • 細菌感染のリスクがある
  • 色素沈着が起こるリスクがある

それぞれ解説します。

医療脱毛の効果が低くなる

医療脱毛後に自己処理をすることで、脱毛効果が薄れる可能性があります。。脱毛完了前の肌には、レーザー照射により毛根が破壊された毛と、毛根が破壊されていない毛や新たに生えてきた毛が混在しています。これらは見分けがつかないため、次回の脱毛時にレーザーを照射すべき毛も抜いて毛周期を乱す可能性があるのです。
こうして毛周期が乱れてしまうと、脱毛の効果を十分に得られなくなってしまう可能性があります。

細菌感染のリスクがある

脱毛後の自己処理によって、細菌感染が起こるリスクがあります。脱毛直後の肌はダメージを受けており、デリケートな状態となっています。
「強い刺激を与えていないから大丈夫」と思われるようなケースでも、肌に触れる回数が多くなることで痒みが生じたり、細菌に感染して毛嚢炎などを起こしたりといったトラブルの原因となる場合があるのです。

色素沈着が起こるリスクがある

脱毛後の肌は特にデリケートで、不適切なムダ毛処理が色素沈着を引き起こす可能性があります。
脱毛処理を受けた後の肌は、バリア機能が弱まっていたり、軽度の炎症を起こしていたりすることがあります。この状態で自己処理によって肌に追加のダメージが加わると、肌を守ろうとするメラノサイトの活動が活発になり、メラニン色素を多く作り出してしまうことで色素沈着が生じてしまうことがあります。
そのため脱毛後は肌を十分に休息させ、不要な刺激を避けることが重要です。自己処理をおこなう際は、肌への負担を減らすために保湿に留意し、できるだけ優しく剃ることを心掛けましょう。
色素沈着と脱毛の関係は、以下の記事を参考にしてください。

毛が抜け落ちる前の自己処理は医療脱毛後2週間以降にする

「レーザーを照射した毛が抜け落ちる前にどうしても自己処理したい」といった場面もあるでしょう。「脱毛後は毛が抜け落ちるまで剃ってはいけないのでは?」と不安に思われがちですが、施術から2週間以上空けて方法を工夫すれば肌へのダメージを最小限にとどめられます。

医療脱毛後に毛を引き抜くのはNG

レーザー照射後の肌はデリケートなため、ムダ毛の自己処理は2週間ほどおいて肌の回復を待ち、電気シェーバーを使用するのがおすすめです。医療脱毛後は前項でもお伝えしたように「脱毛の効果が薄れる」「肌トラブルを引き起こしやすい」といった理由でムダ毛を引き抜く行為はやめましょう。

医療脱毛後に自己処理をするときの注意点

医療脱毛後にムダ毛の自己処理をする際は以下の点に注意しましょう。

  • 自己処理には電動シェーバーを利用する
  • 肌に炎症やトラブルがある場合はおこなわない
  • シェービングは毛の流れに沿っておこなう
  • 自己処理後は丁寧に保湿する
  • 毛抜き、除毛クリームやワックスの使用は避ける
  • カミソリはできるだけ避け、使用する場合はシェービング剤を活用する

肌に異常があるときは無理に自己処理をしないよう気をつけましょう。シェーバーを使用する際は毛の流れに沿うよう意識すると、深剃りを避け肌への負担を軽減できます。自己処理したあとは肌が乾燥しないよう保湿も徹底してください。
カミソリは肌へ負担をかけるためできるだけ避けたいところです。どうしても使用したい場合は、シェービング剤やカミソリとセットのソープを活用するなど気を配りましょう。

医療脱毛後に毛が抜け落ちにくいと感じる理由

レーザー照射後の肌において、しっかりと毛が抜けているかどうかは多くの方が気になるところでしょう。「思ったほど脱毛効果が出ていないのでは?」と不安になるケースもあるようです。そこで「施術を受けたのに毛が抜け落ちにくい」と感じる理由について、考えられる以下の3点を解説していきます。

  • クリニックによる照射漏れがあった
  • 脱毛器のパワーが不足していた
  • 脱毛部位の毛が薄かった

照射漏れがあった

まず考えられるのが、レーザーの照射漏れの可能性です。脱毛サロンやクリニックのスタッフはお客様の肌や毛の状態を注意深く観察しながら丁寧に施術しますが、ときとして照射漏れが発生する可能性は0ではありません。
VIOや肘、膝等といった凹凸が多い部分は照射漏れが起こりやすいパーツといわれています。列状に毛が残っている、不自然に毛がまとまって生えている、といったケースがあれば照射漏れの可能性もありますのでサロンやクリニックに相談してみましょう。フォロー体制を整えているクリニックがほとんどです。

脱毛器のパワーが不足していた

同じ脱毛器でもレーザーの照射エネルギーが異なれば脱毛結果も異なり、出力が低いと脱毛の効果を感じにくくなります。脱毛回数を重ねても結果が出ないときは、脱毛器のパワーについてクリニックに相談してみることもご検討ください。お肌の状態や火傷等のリスクを考慮した上で、スタッフが適切に対応してくれるはずです。

脱毛部位の毛が薄かった

脱毛部位の毛が薄い場合も、脱毛効果を感じにくい可能性が考えられます。医療脱毛では太い毛や濃い毛はメラニン色素が多く、熱が伝わりやすいため抜けやすく、細い毛や薄い毛は熱が伝わりづらいため抜けにくいのが特徴です。また薄い毛は、毛が抜け落ちたときに気付きにくい側面もあります。
毛が細い、毛の色が薄いといった部位は根気強く施術を繰り返すことが効果を得るためのポイントです。産毛に対する医療脱毛については、以下の記事を参考にしてください。

医療脱毛後に脱毛効果を高める方法

「医療脱毛はレーザーを照射してもらったらあとは待つだけ」「脱毛効果はどんな肌でも変わりない」と考えている方が多いかもしれません。しかし、医療脱毛は施術後のご自身のケア次第で、効果のアップが期待できます。医療脱毛後は、以下の5点を意識してみましょう。

  • 保湿を徹底する
  • 日焼けしないよう注意する
  • 自己処理をするなら電動シェーバーを使う
  • 毛周期に合わせて脱毛をおこなう
  • 代謝を改善する

それぞれ解説していきます。

保湿を徹底する

医療脱毛期間中は、肌の保湿を徹底してください。肌が乾燥していると、肌トラブルのリスクが大きくなるため出力の調整が必要になる場合があります。
また、施術後はバリア機能が低下して皮膚が乾燥しやすくなり、痒みや赤みなどの肌トラブルにつながることもあります。。
そのため医療脱毛期間中は、刺激が少ない保湿剤をこまめに塗り、肌のコンディションを整えておきましょう。医療脱毛後の保湿については、以下の記事を参考にしてください。

日焼けしないよう注意する

医療脱毛を受けているときは日焼けに注意が必要です。紫外線を浴びて日焼けをすると、肌の乾燥、肌のバリア機能の低下、肌トラブルなどが引き起こされ、レーザー照射後に毛が抜けにくくなる場合があります。
また脱毛前の日焼けによって、やけどのリスクも高まるため気をつけましょう。日焼けの状態次第ではレーザー照射を断られるケースもあります。日頃から日焼け止めや日傘などで、紫外線ケアを徹底してください。

脱毛期間中はムダ毛の自己処理方法にも気を配りましょう。肌に負担をかける毛抜き・除毛クリーム・ワックスでの脱毛はせずに、できればカミソリも避けます。おすすめは電気シェーバーです。
特に顔用の電気シェーバーは肌への当たりがやわらかく、負担をかけにくくなっています。

毛周期に合わせて脱毛をおこなう

脱毛の効果をしっかり得るためには、毛周期に合わせてクリニックに通うことも大切です。「早く完了させたい」と焦って間隔を詰めて通うと、毛が生えそろわないまま次の施術を受ける流れとなり、充分な結果を得にくくなります。
医療脱毛のレーザーが特に効果を示すのは成長期の毛です。1回の医療脱毛でレーザーに反応する成長期の毛は全体の20%といわれており、脱毛が完了するまでに数回程度の施術が必要となります。毛周期に合わせて成長期の毛が多いタイミングでレーザーを照射するのがポイントです。

代謝を改善する

代謝がよくなることで、毛が自然に抜け落ちやすくなります。肌の新陳代謝をターンオーバーと呼び、毛の自然な抜け落ちに密接に関わっているのです。
ターンオーバーによって、古い角質が除去され新しい肌が露出します。この過程で、同時に毛も表面に現れて自然に抜けていくのです。そのため、肌のターンオーバーを正常に保つことが、脱毛においても非常に重要です。肌の代謝を促進するために、バランスの取れた食事や適度な運動、十分な睡眠を心がけましょう。

【まとめ】脱毛後は毛が抜け落ちるのを待ち脱毛効果を最大化しよう

脱毛後のムダ毛の自己処理において、「レーザーを照射した毛が抜け落ちるまで剃ってはいけない」という決まりはありません。しかし、脱毛効果を高めるためには毛が自然に抜け落ちるまで待つことが重要です。
毛周期の乱れや肌トラブルを避けるため、無理やり引き抜く行為はやめましょう。どうしても自己処理したいときはレーザー照射後2週間が経過するまでは我慢し、電気シェーバーを使うのがポイントです。
アステリアクリニックでは脱毛中のお悩みも相談に応じています。「毛が抜けにくい」「脱毛効果を高めたい」など不安や要望があればぜひお聞かせください。

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このコラムの監修者
辻井 鴻
辻井 鴻
一般社団法人 美星会
アステリアクリニック院長
【医師の経歴】
2020年 北海道大学医学部卒業
2022年 北海道内の病院にて初期臨床研修を終了
2023年10月 アステリアクリニック札幌院 院長就任