アトピー肌への医療脱毛はメリットが多い！注意点もあわせて解説

「アトピー肌でも医療脱毛を受けられるの？」「アトピーがある状態で医療脱毛を受けるときの注意点が知りたい」などのように、アトピー肌の方は医療脱毛を始める前に不安を抱くことがあるのではないでしょうか。
結論、アトピー肌でも医療脱毛を受けることは可能です。むしろ、アトピー肌に対する医療脱毛のメリットは多いと言われています。そこでこの記事では、以下の内容に沿って詳しく解説していきます。

• アトピー肌の方が医療脱毛を受けるメリット
• アトピー肌に対する医療脱毛の注意点
• アトピー肌の方に対する当院の対応

また、アトピーと医療脱毛に関してよくいただく質問もまとめています。アトピー肌だからと医療脱毛を諦めることがないよう、ぜひ最後まで目を通してみてください。

アトピー肌でも医療脱毛は可能！

結論からいうと、アトピー肌の方でも医療脱毛は可能です。詳しくは後述しますが、むしろアトピー肌の方におすすめの施術とも言われています。
アトピーとは正式にはアトピー性皮膚炎と言い、アレルギー体質や皮膚のバリア機能が弱い方に多く見られる皮膚の炎症のことです。症状は湿疹やかゆみなどですが、皮膚をひっかくといった物理的な刺激によりかゆみをさらに強めることがあります。慢性化することが一般的で、症状がよくなったり悪化したりを繰り返すのが特徴です。

アトピー肌でも医療脱毛を受けられるのは、医療脱毛の仕組みが関係しています。医療脱毛は毛穴にある発毛組織にアプローチするため、肌表面へのダメージはそれほど大きくはありません。アトピー肌でも問題なく受けていただける施術なのです。

医療脱毛ができないケースもある

基本的にアトピー肌でも受けられる医療脱毛ですが、場合によっては断られるケースも。

• 炎症が強い
• 皮膚に出血が見られる
• 濃い色素沈着がある
• 皮膚が感染を起こしている

特に、このような項目が脱毛箇所に当てはまる方は要注意です。クリニックによって施術可否が分かれるため、施術先に判断を仰ぎましょう。

アトピー肌に対する医療脱毛のメリット

アトピー肌の方が医療脱毛を受けることで得られるメリットは主に4つあります。

医師が在中している

美容脱毛と異なり、医療脱毛をおこなうクリニックには医師が在中しています。医師が皮膚の状態を判断したうえで施術を進められるのは、医療脱毛を受けるうえでのメリット。
医療脱毛であれば、施術後に肌トラブルが起きても相談しやすく、クリニックの多くが診察・薬の処方といった対応もおこなっています。そのため心配ごとをそのままにすることなく、医療脱毛を継続できるでしょう。

肌への負担が低い

医療脱毛に用いるレーザー照射は、黒いメラニン色素に反応し熱を発します。黒色以外に反応することがないため、表皮や周辺組織へのダメージを抑えられるのが特徴です。施術後に肌トラブルを引き起こすこともありますが、レーザー照射そのものが肌を傷つけているわけではありません。
特にアトピー肌への医療脱毛は、医師による十分な診察のうえでおこなわれます。症状に合わせて適切な処置がとられるため、肌トラブルのリスク軽減が可能。肌への負担に配慮しながら施術を進めていきます。

短い期間・回数で完了できる

医療脱毛は美容脱毛と異なり、高い脱毛効果を得られます。そのため短い期間・回数で脱毛を完了させることが可能です。
個人差や脱毛箇所による違いもありますが、毛周期に合わせて施術をおこなえば5～7回程度で脱毛効果を実感できるようになり、8～10回程度で自己処理が不要な状態になるでしょう。

自己処理の必要がなくなる

医療脱毛により毛がなくなれば、自己処理による肌の傷つきを防げます。自己処理で使用するカミソリや毛抜き、除毛クリームなどは、肌にダメージを与えることも。
脱毛が完了すればこういった自己処理の回数を減らせるため、肌を守ることにもつながるのです。

アトピー肌への自己処理はリスクが大きい

カミソリや毛抜き、除毛クリームは自己処理の際に便利な道具として用いられますが、肌への負担が大きいのが難点です。
たとえばカミソリは刃が直接肌に触れるため、角質層に傷をつける可能性があります。毛が再生するスピードも速く、頻繁に自己処理が必要となるでしょう。
また、アルカリ性の除毛クリームは、毛に含まれるタンパク質を溶かすことでムダ毛をなくす仕組みのため毛と同じくタンパク質でできている皮膚にも強いダメージを与えることが予想されます。
一方、肌への刺激が少なそうな毛抜きでの自己処理も、アトピー肌の方にはおすすめできません。毛抜きは肌そのものにダメージを与える可能性が高いため、埋没毛などを引き起こすリスクがあるのです。
このように自宅での自己処理はリスクが大きく、特にアトピー肌の方には注意が必要と言えます。湿疹やかゆみを強めることがあるため、自己処理の際には肌にやさしい電気シェーバーを使用するようにしましょう。

アトピー肌の方が医療脱毛を受けるときの注意点

アトピー肌に対する医療脱毛の効果は説明したとおりですが、施術を受けるうえでは注意点もあります。ここでは、5つのポイントについて説明しましょう。

事前カウンセリングで必要な情報を共有する

アトピー肌の方が医療脱毛を受けるときは、事前に肌の状態や服用している薬について伝えておくことが大切です。
アトピー治療によく使用されるステロイド剤には、体毛を濃くしたり増やしたりといった副作用があります。どのような薬を服用しているかによって対応が異なるため、のちのトラブルを避けるためにも事前に大切な情報は共有しておきましょう。

医療脱毛当日はステロイドを塗らない

医療脱毛を受ける際は、外用ステロイドの使用を前日までとし、当日は塗らずに来院してください。ステロイドを塗布した状態で医療脱毛を受けるとやけどや色素沈着、感染症を引き起こす恐れがあります。
また、内服ステロイド剤を使用している場合は薬の種類や量により対応が異なります。事前にクリニックに相談し、医療脱毛の可否を確認しておきましょう。

施術によって肌トラブルが起きたらすぐに相談する

アトピー肌は、皮膚の状態が日によってよくなったり悪化したりします。アトピーのある方は赤みや湿疹などの症状を見慣れているかもしれませんが、施術後に肌トラブルがあったときは必ずクリニックに相談しましょう。
アトピー肌でも安全に医療脱毛を続けるためには、クリニックとの情報共有が欠かせません。さらに症状を悪化させないよう、施術後の異変は自己判断せず相談するようにしてください。

肌の保湿を欠かさない

医療脱毛後は、いつも以上に肌の保湿を心がけてください。施術を受けた肌にはレーザーによる熱ダメージが残っています。特にアトピー肌は皮膚の状態が悪化しやすいため、化粧水やクリームを使用し十分に保湿することが大切です。
保湿をおこなうことで、施術後に肌トラブルを引き起こすリスクを軽減できることがあります。

アトピー肌の方に対するアステリアクリニックの対応

アステリアクリニックでは、アトピー肌の方に対する医療脱毛の施術によって肌トラブルが発生した場合、ステロイド軟膏を使用していただくよう処方しております。
肌トラブルが認められた場合、アステリアクリニックまですぐにご相談ください。

アトピーと医療脱毛に関するよくある質問

ここからは、アトピーと医療脱毛に関してよくある質問にお答えします。

Q．アトピー肌にはサロン脱毛とクリニック脱毛のどちらがおすすめですか？

アトピー肌の方には、クリニックでの医療脱毛がおすすめです。クリニックには医師が在籍しており、肌の状態を確認しながら施術を進められます。専門知識を有しているため、肌トラブルが起きたときにもすぐに対応可能。場合によっては、診察や必要な薬の処方などもおこなってくれるでしょう。
加えて、医療脱毛は美容脱毛と比較し短い期間・回数での脱毛が可能です。自己処理の回数が減るなどの効果を実感できるのは、一般的に医療脱毛で5～7回、美容脱毛で12～18回程度。医療脱毛のほうが照射レーザーのパワーが強いため、脱毛効果を感じやすい傾向にあるのです。
アトピーの状態によっては予約日に施術できないこともあるかもしれませんが、医療脱毛なら短期間での脱毛完了が目指せます。自己処理による肌への傷つきを避けるためにも、早く効果を実感できる医療脱毛が適していると言えるでしょう。

Q．医療脱毛によってアトピーが悪化することはありますか？

まれですが、医療脱毛によってアトピーが悪化することもあります。医療脱毛は毛穴にある発毛組織にアプローチするため肌表面へのダメージは大きくないものの、少なからず肌に刺激を与える施術です。場合によっては皮膚のバリア機能を低下させ、炎症や蕁麻疹を引き起こす可能性も考えられます。
ただし、こういったリスクを引き起こさないようクリニックではアトピーの状態を確認したうえで施術を始めるのが一般的です。服用している薬や肌の状態をクリニックと共有しながら脱毛を進めましょう。

Q．アトピー肌でもヒゲ脱毛はできますか？

アトピー肌でもヒゲ脱毛を受け付けているクリニックはたくさんあります。特にヒゲには濃く太い毛が生えており、定期的に自己処理が必要となるため肌への負担が大きい箇所。毎日のようにヒゲ剃りしている方も多いでしょう。
ヒゲ脱毛をおこなえば、日々の自己処理における負担が軽減できます。肌を守ることにもつながるため、アトピーの方ほど積極的に医療脱毛をご検討ください。

【まとめ】アトピー肌の方には医療脱毛がおすすめ！

アトピー肌と医療脱毛との関係についてご紹介しました。
アトピー肌だからといって医療脱毛を諦める必要はありません。むしろ自己処理による肌への負担が軽減するため、アトピー肌の方にもおすすめです。
とはいえ、健康上の理由からアトピーの状態によっては施術できないこともあります。そのためアトピー肌の方が医療脱毛に通うときは、服用している薬やご自身の体質などをしっかりとクリニックに伝えることが大切です。
当院ではアトピー肌の方でも安心して医療脱毛を受けていただけるよう、お客様とのコミュニケーションを第一に施術をおこなっています。施術後の肌トラブルに関しても、遠慮なくご相談ください。