医療脱毛は8〜10回がベスト？部位ごとに完了までの回数を解説

医療脱毛に興味があっても、「何回通えばきれいになるの？」「何回で効果を実感できるの？」と悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
本記事では、医療脱毛の施術の目安ごとに、どのくらいの効果実感ができるのか紹介しています。
また部位別に必要な施術の回数や効果が出ないときの対処法をわかりやすくまとめています。
これから脱毛を始めようと考えている方、通い始めて効果実感ができずに不安に思っている方は、ぜひ参考にしてください。

医療脱毛の効果がでる回数は8～10回程度が目安

一般的に医療脱毛では、5〜10回以上の施術を受ける必要があります。段階別に見ていきましょう。

医療脱毛は1回では効果が出ない

脱毛効果の高い医療脱毛でも、1回受けただけでは永続的な効果は得られないといえます。
レーザー脱毛の施術後数週間で、レーザーを照射した毛が毛穴からポロポロと抜けていき、一時的に効果を実感することができます。しかし、仮に1回目の施術で一時的に効果を実感できても、時間が経過するとレーザーに反応した毛とは別の毛が生えてきてしまうので、1回の施術では永続的な効果は得られないのです。

2-3回目で効果を感じ始める

2-3回、回数を重ねることで、効果を感じ始める時期です。
実感として多いのは「自己処理の頻度はあまり変わらないが、1回あたりの自己処理が楽になった」「毛の量が減ってきた」という声です。ただ、2-3回の時点では自己処理の頻度が少なくなる方は多くはありません。継続して通い続けるようにしましょう。
人によっては、2〜3回の回数では目に見えた効果を実感できない人もいます。どうしても気になる人は、クリニックのスタッフに相談すると安心できるでしょう。
医療脱毛に対する期待値が大きい人ほど挫折しがちな時期ですが、定期的に通うことが脱毛完了までの一番の近道です。特別な理由がない限り途中で中断しないようにしましょう。

自己処理が楽になるまでは約5回

約5回以上医療脱毛に通っていただくことで、自己処理の頻度も減り、自己処理がかなり楽になるとされています。しかし脱毛部位や元々の毛の量、施設ごとの施術の質によっても差がありますので、あくまでも目安として考えていただくのが良いでしょう。

自己処理が不要になるまでは約8回〜10回

それぞれの方の目指しているレベルによって異なりますが、約8〜10回照射を繰り返すと、日常的な自己処理が不要になることが期待できます。また、脱毛初期と比べて1回ごとの照射の間隔を広げていった方が1回あたりの脱毛効果が高くなるでしょう。ある程度の本数の毛が生えてくるようになるまで間隔を空けた方がよく、最低でも2〜3ヶ月、人によってはさらに間隔を空けた方がよいこともあります。
そのため、部位によっても異なりますが、すべての毛にレーザーを当て自己処理が不要になるまで、1年〜1年半程度、約8〜10回ほどの期間と回数を目安とするとよいでしょう。

医療脱毛のほうがサロン脱毛(エステ脱毛・美容脱毛)より早く完了する

医療脱毛はサロン脱毛より脱毛が早く完了します。サロン脱毛は医療行為(発毛組織の破壊)ができないため、弱いエネルギーしか与えられないためです。自己処理が不要になるまで回数は12〜18回、期間は1年〜2年以上必要だといえます。
また、サロン脱毛で可能なのは一時的な減毛であり、完全な脱毛ではないため、通うのをやめると再度毛が生えてくるということもあります。ですので、「より毛が少ない状態を維持したい」とお考えの方には向いていません。
一方、医療脱毛では医療機器を用いてレーザーを照射し、発毛組織を破壊するため、脱毛効果が高くサロン脱毛より早く脱毛を完了できます。

【部位別】医療脱毛完了までに何回かかるのか

医療脱毛が完了するまでに必要な回数を、以下の表に段階・部位別にまとめます。

脱毛部位	自己処理が楽になるまでの回数	自己処理が不要になるまでの回数
顔	5~8回以上	8~10回程度
脇（わき）	5回以上	5~8回程度
腕や足	5回以上	5~8回程度
お腹・胸・背中	5~8回以上	8~10回程度
Vライン	5~8回以上	8~10回程度
I・Oライン	5~8回以上	8~10回程度

「顔」の医療脱毛にかかる回数

顔は他の部位と比較して効果を実感できるまで回数を重ねる必要があることが多く、脱毛完了を目指すのであれば8〜10回程度の施術が必要とされています。顔の毛は他の部位の毛より色が薄く、細い毛が多いため、施術を繰り返し行って徐々に毛を減らしていく必要があるからです。
しかし顔の脱毛は、毛の処理が不要になるだけでなく、毛穴が引き締まり、メイクのノリもよくなり、ニキビもできにくくなるため、他の部位よりも脱毛が完了した時の効果や喜びは大きく実感できるでしょう。

「脇」の医療脱毛にかかる回数

脇は医療脱毛の効果が比較的得られやすい部位で、5回以上が目安とされています。
脇には、色が濃く太い毛が多いため、他の部位に比べて施術回数が少なくてもレーザー照射による効果を実感できます。
しかし、カミソリによる剃毛や、その他の原因による黒ずみ・肌トラブル等が原因で、施術が難しいと判断される場合や、レーザーの出力を下げての照射が必要となる場合もあるため、カウンセリングなどでお肌の状態について十分相談することが重要です。

「腕や足」の医療脱毛にかかる回数

腕や足にも毛が多く生えていますが、脇ほど毛が太くないため、施術回数の目安は5〜8回程度といわれています。
腕や足は露出することが多く、日焼けをしやすい部位でもあるため、日頃から日焼け対策や保湿などのスキンケアを心がけるようにしてください。日焼けや乾燥によって肌にダメージがある状態では、レーザー脱毛の施術を受けられないこともありますので、十分に気をつけましょう。
また、よく肘や膝をついて黒ずみができてしまっている方は、施術に影響がないかカウンセリングで事前に相談するようにしましょう。

「お腹・胸・背中」の医療脱毛にかかる回数

お腹・胸・背中で脱毛完了を目指すのであれば、8〜10回程度必要なことがあります。
しかし、お腹・胸・背中は毛量・毛に含まれているメラニン色素の量の個人差が大きい部位です。そのため、脱毛の効果を実感するまで個人差が大きい部位であるといえます。
また、背中の場合は保湿などのスキンケアが行いづらい部位であり、特に乾燥や気づかない発疹(赤いプツプツ)などが起こりやすいため注意してください。
お腹・胸・背中の脱毛をする際も、カウンセリングで毛量や肌の状態について、スタッフに相談に乗ってもらうのが良いでしょう。

「Vライン」の医療脱毛にかかる回数

Vラインの脱毛が完了するまで8〜10回程度の施術が必要となる傾向があります。
Vラインの毛は、毛量などの個人差が大きい部位のため、脱毛完了までに必要な期間や回数には幅があります。また、Vラインの形を整えるのが目的なのか、ハイジニーナ(ツルツル)を目指すのかによっても必要な回数は異なってきます。よってVラインの脱毛を検討している方は、自身の目的に合った脱毛の期間や回数を、カウンセリングであらかじめ確認するようにしてください。

「I・Oライン」の医療脱毛にかかる回数

I・Oラインは目安として、8〜10回程度の施術が必要とされています。
I・Oラインは日常生活の摩擦で黒ずみがある場合もあり、他の部位と比較して敏感な部分でもあるため痛みを感じやすい部位です。よってI・Oラインの脱毛を検討している方は、事前のカウンセリングなどでしっかりとスタッフと相談し、施術をおこないましょう。

医療脱毛へ目安の回数通っても効果が出ないときの対処法

医療脱毛で必要な回数はあくまで目安の回数であり、効果を実感するまでには個人差があるため、効果がなかなか出ないとお悩みの方もいらっしゃるでしょう。医療脱毛の効果が出ない方に向けて、医療脱毛の効果を最大限引き出すための対処法を以下の4つご紹介します。

• 毛周期に合わせて医療脱毛を受ける
• 肌荒れや日焼けに気を付ける
• 保湿を徹底する
• 脱毛器の種類を確認する

毛周期に合わせて医療脱毛を受ける

対処法の1つとして、毛周期に合わせて医療脱毛を受けることが挙げられます。毛は毛周期といって、成長期・退行期・休止期という3つのフェーズを繰り返して生え変わっています。医療脱毛のレーザーは、成長期の毛に対してのみしか効果がないため、ある程度成長期の毛が増えてきたタイミングで施術を受けるのが効果的です。部位によって毛周期は異なりますが、1〜3ヶ月に1回のサイクルで施術を受けることが大切です。

肌荒れや日焼けに気を付ける

医療脱毛で効果が出ない方は、日頃からスキンケアを徹底してみましょう。日焼けをしていたり、肌が乾燥していると、肌トラブルのリスクを避けるためにレーザーの照射出力を弱くする必要があり、1回あたりの脱毛効果が下がってしまうことがあります。
また肌の状態によってはその日に施術自体受けられなくなる可能性もあるため、日常生活から外出時の紫外線対策や保湿などのスキンケアが大切です。

保湿を徹底する

医療脱毛において保湿を徹底することは非常に重要です。
特に施術後は、肌に多少なりともダメージが加わった状態となっており、通常時に比べて肌が乾燥しやすくなるなど、敏感な状態になっているため、保湿を中心にスキンケアを徹底することが大切です。肌が乾燥していると掻きむしってしまったりといった外的刺激により色素沈着を起こしてしまうことがあり、適切な間隔で施術を行うことができなくなる可能性があるため注意してください。

脱毛器の種類を確認する

脱毛の施術を繰り返し受けているにもかかわらず脱毛効果を実感できないときは、脱毛器の種類や、その脱毛器から出ているレーザーの種類(波長)を確認してみることも解決策に近づく一つの方法です。脱毛器によって出ているレーザーの波長が異なり、それぞれのレーザーの波長ごとに効果が得られやすい毛質は異なります。複数の機械を用意しているクリニックの場合、機械の種類による脱毛効果の違いや、使用する機械の指定や変更が可能かどうか、カウンセリングの際に聞いてみると良いでしょう。
以下でレーザーの種類や照射方法をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
主に医療脱毛で使われているレーザーの種類と照射方法は次のとおりです。また照射方法も、次の2種類に分けられます。

	熱破壊式	蓄熱式
特徴	発毛組織(主に毛乳頭)を破壊	主にバルジ領域(発毛の司令塔)を破壊
照射方法	一発ずつ照射	連続で照射
剛毛への効果	非常に高い	高い
色味の薄いへの効果	(用いるレーザーの波長にもよるが)やや低いことがある	熱破壊式より高いことが多い
痛み	1照射ごとにゴムで弾かれるような痛み	痛みは非常に弱い徐々に暖かくなるイメージ

こちらの表はあくまで目安となります。そのため、それぞれのクリニックで扱っている脱毛器、レーザーの種類、照射方法などをカウンセリングで聞いた上で、スタッフと相談し、自分にあった脱毛方法を選択するようにしましょう。
アステリアクリニックでは、「ジェントルマックスプロプラス」「ジェントルマックスプロ」を用いたYAGレーザー・アレキサンドライトレーザーによる【熱破壊式】の脱毛と、「ソプラノチタニウム」を用いたYAGレーザー・ダイオードレーザー・アレキサンドライトレーザーによる【蓄熱式／熱破壊式】の脱毛を提供しています。
カウンセリングの際に、お客様の毛質に合った最適な脱毛器をご提案させていただきますので、安心してご相談ください。

医療脱毛の回数に関するよくある質問

医療脱毛の回数に関するよくある質問を紹介します。

Q．医療脱毛は5回で完了しますか？

医療脱毛であったとしても、5回で脱毛が完了するとは言い切れません。脱毛したい部位や、目標としている状態であったり、個人個人の毛質、お肌の状態によっても必要な施術回数に差があります。5回の施術で自己処理が楽になることを実感できる場合が多いですが、脱毛が完了したと判断できるまではもう少し回数が必要になる可能性があります。

Q．毛が濃いと医療脱毛が完了するまでの回数は増えますか？

毛が濃い方は、脱毛が完了するまでに必要な施術の回数が多くなる可能性があります。レーザーのエネルギーが多くの毛に対して分散してしまい、1回の施術で全ての成長期の毛に対して効果を与えることが難しくなると考えられるからです。
レーザーの種類や照射方法によっても効果を実感するスピードには差が出ることがあるため、事前のカウンセリングなどでそのクリニックの特徴を聞いてみると良いでしょう。

Q．医療脱毛が完了したあとも毛が生えてくることはありますか？

医療脱毛が完了しても、毛が生えてくる可能性はゼロではありません。FDAが定めた永久脱毛の定義によると、「医療脱毛は脱毛によって再発毛する本数が減少した状態が長期間維持されることとされているため」です。（FDA＝アメリカ食品医薬品局　参照）
また、AEAは最終の脱毛施術後、1ヶ月後の毛の再生率が20%以下で永久脱毛と認めています。（AEA＝米国電気脱毛協会　参照）
医療脱毛後もなぜ毛が生えてくるのか詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

Q．サロン脱毛から医療脱毛へ乗り換えても効果はありますか？

もちろん、効果はあります。
サロン脱毛から医療脱毛に乗り換えた場合も、脱毛効果を実感し始めるまで5回程度の施術が必要といわれています。サロン脱毛の場合は発毛組織の破壊をできないため、医療脱毛に乗り換えた段階では、発毛組織は残っていると考えられるためです。
また、サロン脱毛により色味が薄くなったり、細くなった毛に対しては、医療脱毛のレーザーの効果が薄れてしまい、より回数が必要になってしまう可能性すらあります。そのため、サロン脱毛から医療脱毛への乗り換えを検討されている方は、できるだけ早く乗り換えることをおすすめします。

まとめ

今回は医療脱毛の完了に必要な目安の回数や、効果を実感できない場合の対処法について解説しました。
しかし脱毛の効果を感じるまで個人差があるため、目標としている脱毛完了後の姿を含めて事前のカウンセリングで十分に相談した上で、納得した上で脱毛を継続していくことが大切です。
「脱毛完了にかかる回数を知りたい」「できるだけ早く脱毛効果を実感したい」という方は、ぜひ1度アステリアクリニックのカウンセリングにてご相談ください。