【徹底解説】脱毛でやけどする?原因ややけどの対処法・防止法
「脱毛を受けてみたいけど、やけどしないか心配」という方は多いのではないでしょうか。実際に施術は熱くて痛いと聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
そこでこの記事では、脱毛によるやけどについて詳しく解説しています。やけどする方の特徴や、やけどしないための対処法などもまとめているため、ぜひ参考にしてください。
アステリアクリニック院長
当院の医療脱毛をご紹介
目次
脱毛でやけどする可能性はある
脱毛でやけどすることはありますが、その可能性は低いです。
なぜ脱毛でやけどをするのか、その理由を解説していきます。
脱毛によるやけどは脱毛の仕組みが関係している
脱毛の施術は、肌に存在する毛穴にレーザーによる熱ダメージを与え、発毛組織を破壊する仕組みです。部位や毛の濃さによってレーザーの出力は変わってきますが、毛穴や肌は熱のダメージを受けることには違いありません。
レーザーはメラニン色素に反応するため、レーザーの出力や肌のメラニン色素次第では、やけどしてしまう可能性があります。
脱毛によるやけどの特徴とは?
脱毛によってやけどした場合、毛穴や肌が赤みを帯びて火照ったような症状がみられます。
脱毛後の毛穴や肌は、軽いやけど状態といえます。そのため施術を受けてから数時間から翌日にかけて、肌にヒリヒリとした赤みやかゆみ、むくみがみられます。この症状は脱毛をおこなった方のほとんどにみられる症状のため、さほど心配する必要はありません。
ただし、一般的な水ぶくれができるようなやけどと違い、脱毛によるやけどは自覚しにくい傾向にあるため、数日経っても症状が軽減しない場合も。その際はできるだけ早く脱毛を受けたクリニックの医師へ相談しましょう。
脱毛によるやけどはどのくらいで治る?
脱毛の施術で万が一毛穴をやけどしてしまった場合、その症状は施術後2〜3日程度で治まる場合がほとんどです。
皮膚に赤みがある場合は、7〜10日程度かかる可能性もあります。
脱毛によるやけどは痕が残る?
脱毛によってやけどした場合、痕が残るかどうか不安な方もいらっしゃるでしょう。
結論からいうと、脱毛でやけどしても適切に対処をおこなえば改善する場合がほとんどです。
ただし脱毛によるやけどは自覚しにくく、自覚したとしてもそこまで深く考えずに長時間放置してしまう傾向にあります。その結果、やけどの痕が残ってしまう可能性が高いです。
よって、やけどの症状がある状態で長時間放置せずに、やけどの症状を自覚した時点で適切な対処をおこなうことが大切です。
脱毛でやけどする原因7選
脱毛でやけどする原因として、以下の7つを紹介します。
- 施術者の技量が不足していたから
- 脱毛器が古いタイプだったから
- 脱毛器のパワーが強すぎたから
- 事前のシェービングが不足していたから
- 脱毛部位の毛が太かった・密集して生えていたから
- 肌が乾燥していたから
- 脱毛期間中に日焼けをしたから
それぞれ解説します。
施術者の技量が不足していたから
脱毛の施術者の技量が不足している場合、やけどする可能性があります。
脱毛はただ施術すればいいということではありません。人それぞれの肌のコンディションや毛質、毛量に合わせた施術をおこなう必要があります。
そのため、経験や知識が少なく技量が不足している方が施術をおこなった場合、やけどする可能性が高くなります。
脱毛器が古いタイプだったから
古いタイプの脱毛器を使用することも、やけどの原因の一つです。
脱毛器は社会の技術の進歩に伴い、年々高性能になっています。冷却機能が搭載されていたり、低温で照射できたりなど、毛穴や肌への負担を軽減できる機材が増えています。
よって古いタイプの脱毛器の場合、そのような機能が搭載されていない可能性があるため、できるだけ新しいタイプの脱毛器を使用しているクリニックで施術を受けることが大切です。
脱毛器のパワーが強すぎたから
脱毛器のパワーが強すぎる場合も、やけどしてしまう原因となります。
施術で使用するレーザーの出力が強いと、やけどする可能性が高いため、絶対に我慢しないようにしましょう。痛みを感じた場合は、施術者に出力を調整してもらうなど、しっかり伝えましょう。
事前のシェービングが不足していたから
施術を受ける際に事前のシェービングが不足している場合、生えている毛にレーザーが反応してやけどする可能性が高くなります。
施術前に剃り残しの確認をするため、一般的に剃り残しがある状態で施術を受けることはないといえます。
ただし自身でも前日までに自己処理を済ませ、万全な状態で当日を向かえるようにしましょう。
脱毛部位の毛が太かった・密集して生えていたから
個人差はありますが脱毛部位の毛が太かったり、密集して生えていたりする場合もやけどする原因の一つです。
施術で使用するレーザーはメラニン色素に反応するため、太い毛や密集している毛に強く反応します。そのため、通常より痛みを強く感じたり、やけどしたりする可能性が高くなります。
肌が乾燥していたから
肌が乾燥している場合も、やけどする原因の一つです。
乾燥した肌はデリケートな状態のため、外部からの刺激に過剰に反応してしまいます。それによって通常より痛みを感じやすかったり、やけどしたりする可能性があります。
よって、普段の日常生活から保湿を徹底するよう心がけましょう。
脱毛期間中に日焼けをしたから
脱毛期間中に日焼けをすると、日焼けした肌のメラニン色素に脱毛器の光やレーザーが過剰に反応し、やけどする可能性があります。
よって、脱毛をおこなう前に日焼けするのはもちろん避けるべきですが、施術後も日焼け対策が必要です。
脱毛期間中に日焼けを避けるべき理由について、以下の記事で詳しくまとめています。ぜひご覧ください。
脱毛によってやけどしやすい方の特徴
脱毛によってやけどしやすい方の特徴は、以下のとおりです。
- 地黒・日焼けをしている方
- 乾燥肌・光過敏症の方
- 体調不良・生理前後の方
- 脱毛部位に色素沈着がある方
地黒・日焼けをしている人
レーザーはメラニン色素に反応するため、地黒や日焼けが原因で肌が黒い方は、施術で使用するレーザーが肌へ過剰に反応してやけどしやすいです。
乾燥肌・光過敏症の人
肌が乾燥することで、施術による熱の刺激を強く感じやすくなります。
また光過敏症の方は、レーザーに過剰に反応してやけどなどの肌トラブルのリスクが高いといえます。
体調不良・生理前後の人
体調不良や生理前後の場合は、肌はデリケートな状態です。普段よりも熱を感じやすくなっているため、やけどする可能性が高いといえます。
よって、体調が好調のタイミングで脱毛の施術を受けることがおすすめです。
脱毛部位に色素沈着がある人
自己処理による摩擦や乾燥によって、色素沈着が起こっている方は、施術の際にレーザーが過剰に反応します。そのため、自己処理の際は肌との摩擦の少ない電動シェーバーを使用し、普段から保湿の徹底をしましょう。
色素沈着がある場合に脱毛を受けられるかどうか、以下の記事で解説しています。
ぜひ参考にしてください。
【脱毛によるやけどの状態別】正しい対処法
脱毛によるやけどの正しい対処法を、以下の状態別に解説します。
- 痛みが続く場合
- 痒みがある場合
- 水ぶくれがある場合
- 蕁麻疹がある場合
痛みが続く場合
脱毛の施術後に痛みが続く場合、応急処置としてまず流水で冷やすようにしましょう。
ただしやけどしている部位を直接冷やすのではなく、やけど部分の周囲を優しく冷やすことが大切です。
やけどが広範囲だったり、冷水を当てにくい部位をやけどしていたりする場合は、濡れタオルを当てて冷やすようにしましょう。
かゆみがある場合
施術後にかゆみがある場合、保湿を徹底してください。
脱毛の施術をおこなうことで、毛穴や肌へ熱のダメージを与えて皮膚の温度が上昇します。それによって水分が逃げやすくなって乾燥し、かゆみの症状を引き起こします。
よってかゆみの症状がある場合は、保湿を徹底するようにしましょう。
水ぶくれがある場合
軽いやけどよりも症状が進行すると、水ぶくれの症状として現れます。
万が一施術後に水ぶくれができた場合は、つぶさずに医師の診察を受けるようにしましょう。
蕁麻疹がある場合
施術後に蕁麻疹がみられる場合は光アレルギーの可能性がありますが、基本的に症状が自然に改善することがほとんどです。
ただし、かゆみの症状が強かったり、症状の範囲が広くなったりしている場合は医師の診察を受けるようにしましょう。
脱毛によるやけどを防止する4つの方法
脱毛による火傷を防止する4つの方法は、以下のとおりです。
- 事前のシェービングをできる範囲でおこなう
- 脱毛による痛みを我慢しすぎない
- 肌への保湿を怠らない
- 脱毛期間中は日焼け対策を徹底する
それぞれ解説します。
事前のシェービングをできる範囲でおこなう
施術を受ける前は、必ず自己処理を済ませるようにしましょう。
施術で使用するレーザーは毛のメラニン色素に反応します。そのため、できるだけ肌の表面に毛が出ていない状態で施術を受け、やけどするリスクを減らしましょう。
脱毛による痛みを我慢しすぎない
照射時に痛みを感じる場合は、出力を弱めるようスタッフに伝えるようにしましょう。
脱毛による痛みが強い=脱毛効果が強いというわけではありません。むしろ、痛みを我慢しすぎることで脱毛によるやけどのリスクが高まります。
脱毛による痛みは我慢せず、遠慮せず相談するようにしてください。
肌への保湿を怠らない
脱毛期間中は、肌への保湿を怠らないようにしてください。
肌は乾燥するとデリケートな状態となり、レーザーによる刺激を感じやすくなるためやけどする可能性が高くなります。よって、保湿を徹底するようにしましょう。
脱毛期間中は日焼け対策を徹底する
日焼けして黒くなった肌は、メラニン色素が多くなり施術で使用するレーザーが過剰に反応してしまいます。
肌への熱ダメージを軽減するために、普段からの日焼け対策を徹底することが重要です。
脱毛でやけどしたときの保証を確認しておこう
脱毛を受ける際は、やけどしたときの保証を確認しておくことが大切です。
契約時に保証に関する記載がある場合と記載がない場合で、それぞれ対応の方法を解説します。
契約書に保証に関する記載がある場合の対応
契約書に保証に関する記載がある場合は、クリニックやサロンにやけどしたことを伝えて補償の手続きをおこなってもらいましょう。
場合によっては医師の診断書が必要のため、病院で医師の診断書やその際に発生した費用の領収書などは保管しておくことが大切です。
契約書に保証に関する記載がない場合の対応
契約書に保証に関する記載がない場合は、保証してもらえない可能性があるため弁護士など法律の専門家に相談する必要があります。
そのため、やけどの証明となるやけどした部分の写真や診断書、かかった費用の領収書などはしっかり保管しておきましょう。
ただし、弁護士へ相談する場合は相当の労力が必要なため、契約時に必ず確認しておくことが大切です。
やけどによる脱毛の失敗を防ぐ!クリニック選びのポイント
やけどによる脱毛の失敗を防ぐクリニックの選び方は、以下のとおりです。
- 最新の脱毛器を使用しているか
- カウンセリングが丁寧におこなわれているか
- 脱毛の施術実績が豊富にあるか
最新の脱毛器を使用しているか
古いタイプの脱毛器は、冷却機能が搭載されておらずやけどする可能性があります。
一方で、最新の脱毛器には冷却機能がついていたり、低温で照射できたりするためやけどのリスクを軽減することが可能です。
アステリアクリニックでは、冷却機能がついている最新の脱毛器を使用していますので、安心して施術を受けていただけます。
カウンセリングが丁寧におこなわれているか
脱毛クリニックを選ぶ際は、カウンセリングが丁寧におこなわれているのかも重要なポイントです。
多くのクリニックでは、脱毛前に無料でカウンセリングがおこなわれます。一人ひとりの肌の状態や悩み・どのように脱毛を進めるのかなどをすり合わせるためです。
そのため、カウンセリング時に細かく丁寧に説明してくれるクリニックやサロンを選ぶことで、火傷などの肌トラブルのリスクを軽減できるといえます。
脱毛の施術実績が豊富にあるか
施術実績が少ないクリニックやサロンは、施術者の経験も浅い可能性が高いためやけどする可能性が高くなります。
よって、クリニックやサロンの脱毛の施術実績が豊富にあるかどうかも確認しておきましょう。
まとめ
今回は、脱毛によるやけどについて詳しく解説しました。脱毛でやけどする方の特徴や原因はさまざまですが、事前に対処できるものもあります。
また、万が一やけどした際の補償についても確認しておくことが大切です。
「安全に脱毛をおこないたい」という方は、ぜひ一度アステリアクリニックのカウンセリングにてご相談ください。
アステリアクリニック院長