脱毛後のお風呂はNG!理由やシャワーを浴びるときの注意点を解説

多くのクリニックや脱毛サロンで、脱毛後はお風呂に入らないよう指示されます。「脱毛後のお風呂がダメな理由は?」「脱毛から何時間以上経過したら入浴していいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこでこちらの記事では、脱毛後のお風呂について、以下の内容を解説します。
- 脱毛後にお風呂を避けたほうがいい理由
- シャワーを浴びる際の注意点
- 入浴してしまったときの対処法
- お風呂以外で注意するべきこと
脱毛後の入浴によるトラブルを避けるため、脱毛をすでに進めている方も、これから脱毛予定の方も、ぜひ1度目を通しておいてください。
目次
脱毛当日のお風呂は控えるのが無難

脱毛後当日は、基本的にお風呂を控えるほうが無難です。多くのクリニックでも、当日にお風呂に入ることを推奨していません。
脱毛当日にお風呂に入ることで、炎症などの肌トラブルを引き起こす原因になるからです。
脱毛後はいつからお風呂に入れる?
脱毛後は、最低でも12時間以上空けてからお風呂に入ることをおすすめします。ただし、脱毛後12時間以上経過していても、脱毛当日のお風呂は避けたほうが無難です。基本的には、脱毛した翌日からの入浴を推奨しています。
とはいえ、脱毛後の肌のダメージには個人差があるものです。肌の状態を見ながら、お風呂に入るかどうかを見極めましょう。
お風呂を控えたほうがいいケースとしては、赤みやほてり、かゆみといった症状がある場合です。入浴することで血行がよくなると、このような肌トラブルが長引いてしまうリスクがあります。
脱毛翌日のお風呂は、ご自身の肌の状態を見て判断しましょう。もしお風呂に入るときは、数日間ぬるめのお湯にすることで、肌トラブルを引き起こすリスクを軽減できます。
脱毛当日のお風呂を控えるべき理由
脱毛当日のお風呂を避けたほうがいい理由は、主に2つです。
- 細菌が繁殖しやすくなるため
- 赤みやかゆみなど肌トラブルの原因となるため
細菌が繁殖しやすくなるため
脱毛後にお風呂に入ると、細菌が繁殖しやすくなります。
高温多湿なお風呂は、菌が繁殖しやすい場所。湯船に存在している細菌が、ダメージを受けた脱毛後の毛穴に入り込むことで、肌トラブルを引き起こすリスクが高まります。
その結果、肌荒れやかゆみといった症状が出てしまう可能性があるため、注意が必要です。
また、入浴で温まった体は、汗をかきやすい状態になっています。汗もまた細菌を繁殖させる原因になるため、脱毛後のお風呂は避けたほうが無難です。
赤みやかゆみなど肌トラブルの原因となるため
脱毛当日のお風呂は、肌へ負担をかけてしまいます。
脱毛後は、毛穴に熱がこもっている状態です。その状態でお風呂に入ることで、肌表面の温度はさらに上昇。赤みやかゆみといった、脱毛後の副反応を引き起こすリスクが高くなります。
脱毛後の肌は、軽いやけどを受けているよう状態です。非常に敏感なため、なるべく肌に負担をかけないようにしましょう。
シャワーを浴びるときの注意点

脱毛後は、シャワーを浴びるときにも注意が必要です。シャワーを浴びる際の以下4つのポイントについて、詳しく説明します。
- ぬるめのシャワーにする
- 体は優しく洗う
- スクラブをはじめ刺激のあるものは避ける
- 保湿を徹底する
ぬるめのシャワーにする
脱毛後のシャワーは、ぬるめの温度設定にしましょう。
熱いお湯でのシャワーは、脱毛後の敏感な肌を刺激してしまう可能性があります。人によってはヒリヒリする、赤みが出るケースも。シャワーを浴びるときはいつもより低い温度で、短時間の使用にとどめておきましょう。
ぬるめの温度といっても個人差はありますが、40度以下で少しぬるさを感じる程度がおすすめです。
体は優しく洗う
体を洗うときは、優しく洗いましょう。脱毛後は、思った以上に肌がダメージを受けています。少しの刺激で、痛みや炎症を引き起こしかねません。
肌に負担をかけないためには、ボディソープをたっぷり泡立て、肌をこすらずなでるように洗うことがポイントです。
その際、スポンジやボディタオルの使用も控えること。手のひらを使い、脱毛部位を軽く泡で覆う程度にしておいてください。
また、泡を流すときのシャワーの水圧にも注意が必要です。弱めの水圧で、サッと流すくらいがいいでしょう。
脱毛翌日のシャワーは、ほてりや赤みが治まっている場合のみ、スポンジやボディタオルを使用しても構いません。肌に違和感がある場合は、使用をやめておきましょう。脱毛当日と同じように、優しく手のひらでなでるように体を洗うだけにしておいてください。
スクラブをはじめ刺激のあるものは避ける
脱毛当日は、スクラブやメンソールが配合されたボディソープの使用は避けたほうがいいでしょう。これらは肌への刺激が強いため、脱毛後の肌にはおすすめできません。
特にスクラブは、角質を取り除き肌表面に作用するアイテム。使用することで、炎症をはじめとした肌トラブルを引き起こすリスクが高まります。
メンソールは肌をひんやりとさせるため、ほてりを鎮めてくれそうに思えますが、脱毛後の肌には刺激が強すぎる成分です。赤みや腫れといった症状が出てしまうこともあるでしょう。
ボディソープを使用する場合は、敏感肌用の刺激が少ないアイテムがおすすめです。
保湿を徹底する
脱毛当日は、シャワー後のケアにも注意が必要です。
脱毛後は、肌が乾燥しやすい状態になっています。脱毛当日のケアは、化粧水のみでの保湿がおすすめです。
乳液やボディクリームは、保湿ケアはできるものの、油分が多い製品でかえって肌に刺激を与えてしまいます。
脱毛当日は、思った以上に肌がデリケートになっているため、シャワー後の保湿も、化粧水の使用だけにとどめておきましょう。
脱毛の翌日以降は、化粧水に加え、ボディクリーム・乳液・ボディバターなどのアイテムで肌を保湿してください。ただし、ご自身の肌に合うアイテムを選ぶことが大切です。普段使っていない化粧品は、肌トラブルを誘発する要因になります。
肌が回復するまでは、ご自身に合ったいつものアイテムで肌を保湿することがおすすめです。
もし入浴してしまった際の対処法
脱毛後、毎日の習慣でうっかりお風呂に入ってしまうことも考えられます。その場合、どのように対処すればいいのか、3つの方法を確認しておきましょう。
清潔なタオルで冷やす
万が一脱毛後にお風呂に入ってしまった場合は、すぐに肌を冷やしましょう。先にも述べたように、脱毛後の肌は軽いやけどを受けた状態となっています。そのため、入浴後はなるべく早く、肌にこもった熱を取り除くことが重要です。
まずは速やかに、涼しい場所で体温を下げましょう。涼みながら、冷たく清潔なタオルを使って肌を冷やしてください。保冷剤を使用する場合は、直接肌に触れないように冷やすことがポイント。温度が低すぎることも、肌に負担をかける要因となるからです。そのため保冷剤は、清潔なタオルに包んでから使用するようにしてください。
そのほかに肌を冷やすためのアイテムとして、市販の冷却ジェル、解熱用の冷却シートを思い浮かべる方もいるでしょう。しかし、こういった製品にはさまざまな成分が配合されています。肌トラブルのリスクがあるため、脱毛後の使用は避けておいたほうがいいでしょう。
入浴後は必ずシャワーで流す
肌を冷やす方法として、少し冷たさを感じる程度のシャワーで流すのもおすすめです。特に脱毛部位が広範囲にわたる場合、シャワーを使えば体全体を簡単に流せます。
ただし、水圧には注意を。普段より弱めの水圧で、サッと流すくらいにしておきましょう。
いつも以上に保湿する
脱毛後に誤って入浴してしまったときは、いつも以上に念入りな保湿を心がけましょう。
お風呂に入ることで体が温まると、肌の乾燥が起きやすくなります。そのため、脱毛後の入浴は、いつも以上に肌への水分補給を心がけてください。
保湿に使用するアイテムは、刺激が少なく肌に優しいタイプがおすすめです。敏感肌用など、刺激に配慮された成分のものを選びましょう。
また、保湿を行う際は、肌にたたき込むのではなく、なじませるように優しく塗ることもポイントの1つ。脱毛後の肌は、いつもよりデリケートです。余計な刺激を与えないよう、十分配慮しながら保湿を行いましょう。
脱毛前もお風呂は前日までにする

お風呂に入るのは、脱毛の施術を行う前日まで。脱毛当日の入浴は、控えるのがおすすめです。
お風呂に浸かることで、体は温まり、血行がよくなります。施術直前にお風呂に浸かってしまうと、血行がいい状態で施術を受けることとなり、結果として肌トラブルのリスクを引き起こしかねません。
脱毛後のお風呂以外に注意するべきこと
脱毛後に注意するべきことは、お風呂だけではありません。脱毛後は、通常の状態では問題ない些細な行為が、肌トラブルを引き起こしてしまうことも。
脱毛後は主に、以下3つの行動を避けるようにしてください。
- 飲酒
- 激しい運動
- 日焼け
詳しくは以下の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。

【まとめ】脱毛後のお風呂は翌日からにしよう
脱毛当日のお風呂は控え、肌の状態が落ち着いた翌日からにしましょう。
体温が上昇し、血行がよくなるだけでなく、湯船に存在する細菌が入り込んでしまうこともあります。もしも脱毛当日に入浴してしまったときは、十分な保湿と適切な方法でのクーリングを行いましょう。
万が一脱毛後に、肌に違和感や異常が見られたときは、おひとりで悩まずにクリニックへ相談してください。

アステリアクリニック院長