医療ダイエットの種類はどんなものがある?機械の特徴や効果を徹底解説!

医療ダイエットの主な種類は、医療機器、注射、内服薬を用いたものに大別されます。それぞれ特徴や期待される効果が異なるため、個々の状態や目的に合わせて最適な方法を選択することが大切です。
この記事では、上記の種類をさらに細かく分類し、代表的な医療ダイエット8種類の概要と、その効果をわかりやすく解説します。最後まで読むことで、「なるべく痛みを抑えたい」「小顔を目指したい」といったゴールに対して、どの医療ダイエットを選べばよいか明確になるので、ぜひ参考にしてください。

アステリアクリニック院長
当院の医療ダイエットをご紹介
目次
医療ダイエットとは?

医療ダイエットとは、医師による診察・診断のもと、クリニックにて行われる医学的なダイエット療法を指します。医療ダイエットは、ボディメイクを目的としたものと、減量を目的としたものがあります。
一般的なダイエットは食事制限と運動が中心で、全身まんべんなく痩せるか、筋肉を付けて身体のメリハリをつくることしかできません。一方で、ボディメイクを目的とした医療ダイエットでは、脂肪細胞自体の数を減らして部分痩せができます。減量を目的とする医療ダイエットでは、医薬品や医療ダイエットマシンによって自制心だけに頼らない減量ができるようになります。
それぞれ得意分野が異なるので、目的に合わせて使い分けたり、組み合わせたりしてダイエットに活用されています。
医療ダイエットの種類
適切な医療ダイエットの種類は、アプローチする対象によって下記のように分類できます。
アプローチ | 医療ダイエットの種類 |
---|---|
皮下脂肪(ボディメイク) | 脂肪吸引脂肪冷却(クールスカルプティング)脂肪溶解注射ラジオ波(エムスカルプトニオ)ボディハイフ(リポセルⅡ) |
筋肉の発達を抑える | ボトックス注射 |
筋肉を増やす(ボディメイク・減量) | EMSHIFEM(エムスカルプトニオ) |
内蔵脂肪(減量) | 内服薬や注射器 |
皮下脂肪は、皮膚のすぐ下に蓄積する脂肪であり、指でつまめる脂肪を指します。医療ダイエットとして有名なものの多くは、皮下脂肪を減らすことでボディメイクを実現するものです。
対して、筋肉の量を増減させることで見た目を変えたり、基礎代謝の増強・消費エネルギーを稼いだりする医療ダイエットもあります。
胃や腸の周辺に蓄積する内蔵脂肪を落としたい場合は、内服薬などの投薬治療が必要で、減量が目的となります。
以下では、それぞれの医療ダイエットについて詳しく解説します。
脂肪吸引
脂肪吸引は、メスを用いて皮膚を切開し、カニューレと呼ばれる細い管を用いて脂肪細胞を吸引して体外に排出する医療ダイエットです。脂肪細胞そのものを取り除くことで、施術を行った部位の脂肪の量が減少するため、中長期的なダイエット効果が期待できます。
ただし、脂肪吸引の仕上がりは施術を行う医師の技量に大きく依存します。場合によってはアンバランスな見た目になってしまうこともあるため、信頼できる医師やクリニックのもとで受けるようにしましょう。
脂肪吸引の施術後は腫れや内出血が目立つこともありますが、これらは一時的なものです。医師の指示に従い、圧迫着の着用などを正しく行うことで、ダウンタイムも軽減できます。
脂肪冷却
脂肪冷却は、脂肪細胞を凍結することで死滅させ、体外に排出する医療ダイエットです。なかでもクールスカルプティングと呼ばれる脂肪冷却機器は、厚生労働省による承認品でもあります。
脂肪細胞以外の皮下組織に多く含まれる水分は0℃で凍り始めるのに対し、脂肪が主成分である脂肪細胞は約4℃で凍結して死んでしまいます。施術部位を約0〜4℃にコントロールすることで、周辺の生体組織へのダメージを避けつつ、脂肪細胞へと選択的にアプローチできるというのが脂肪冷却の仕組みです。
冷却開始時は冷たさや痛みを感じることもありますが、徐々に感覚が鈍くなっていくため過度な心配は必要ありません。
脂肪溶解注射
脂肪溶解注射は、脂肪を分解させる薬剤を使った医療ダイエットです。注射により局所的にアプローチできるため、二の腕やお腹、顔など、ピンポイントで気になる部位の部分痩せが可能です。
脂肪溶解注射に用いられる一般的な薬剤には、脂肪細胞の細胞膜を破壊する作用があります。細胞膜が破壊されると細胞は分解に向かい、やがて代謝で排出される仕組みです。自然な速度で、徐々にボディラインを整えられます。
細い針を用いるため注射時の痛みは感じにくいですが、施術後は腫れやむくみ、内出血といった副作用が生じる可能性もあります。一般的には数日で落ち着く場合が多いです。
ラジオ波
ラジオ波は、高周波の電磁波を用いて脂肪を温め、分解させる手法です。皮膚表面から照射されたラジオ波は、皮下組織で熱エネルギーに変換されます。脂肪組織を42〜43℃程度に温めることで、脂肪細胞を破壊しながら、代謝も促せる仕組みです。こうした温熱系の医療ダイエットは、血行の促進や施術直後の肌の引き締め効果、セルライトの軽減も期待できます。
前述の脂肪冷却や脂肪溶解注射、また後述のボディハイフなどと比較すると、ダイエット効果は穏やかな傾向にあります。このため、中には「エムスカルプトニオ」というラジオ波を照射しながら、筋肉を動かして鍛えるHIFEM(後述)という医療機器などもあります。
ラジオ波を照射した直後はわずかに赤みなどの副作用を生じることがありますが、一時的なものであり日常生活への影響は少ないでしょう。
ボディハイフ
ボディハイフとは、高密度焦点式超音波を皮下組織に向けて照射し、脂肪細胞を破壊する医療ダイエットです。前述のラジオ波と同様に、脂肪細胞に熱を与えることで破壊するという仕組みです。ボディハイフで用いる超音波は、ラジオ波よりも高いエネルギーを生じさせることが可能です。
以前まではエステサロンでもハイフを使用しているところがありました。しかし2025年1月現在は厚生労働省より「ハイフは生体組織を破壊する医療行為である」と通達されています。安全のためにも、医療機関で受けるようにしましょう。
照射した際にピリピリとした刺激を感じたり、施術後に軽い赤みや腫れが生じたりすることがありますが、これらの症状は一時的なものです。
ボトックス注射
ボトックス注射は前述の医療ダイエットとは異なり、脂肪ではなく筋肉にアプローチする施術方法です。発達しすぎた筋肉を減らすことで、体形の変化を目指します。
ボトックスとはボツリヌス菌由来のタンパク質のことです。これを施術部位に注射することで筋肉の働きが低下し、筋肉によって太く見えていた部位を細く見せることができるのです。
ふくらはぎなど、過剰に発達した筋肉にお悩みの方はボトックス注射が適しています。一方で、脂肪が原因の場合はほかの医療ダイエット方法を検討してみてください。
ボトックス注射には細い針を使用するため、大きな痛みは感じにくいです。ただし筋力を低下させるため、動かしにくさを覚えることがあります。
EMS・HIFEM
EMS(Electrical Muscle Stimulation:電気筋刺激)とHIFEM(High-Intensity Focused Electro Magnetic Field:高密度焦点式電磁)は、いずれも電気的な刺激により筋肉の増強を狙う医療ダイエットです。
EMSは筋力を強化したい部位に電極を触れさせ、電流を流すことで筋肉を刺激するものです。強制的に筋肉を動かすため、消費カロリーを稼ぐことができます。
一方でHIFEMは、特殊な電磁波を用いることでEMSよりも深部までアプローチできる手法です。このためEMSよりも筋肉増強効果が高いといわれています。先述のとおり、ラジオ波と組み合わせた機器であるエムスカルプトニオを使用すれば、脂肪を減らしながら筋肉を付け、メリハリのあるボディラインを目指すことも可能です。
内服薬(注射器)
医療ダイエットで用いられる内服薬や注射器は、内蔵脂肪の蓄積が気になる、減量したいという方に向いています。内服薬・注射器にはさまざまな種類がありますが、食欲のコントロールに作用するものと、体内への脂肪の蓄積を阻害するものなどがあります。
たとえば、GLP-1受容体作動薬は食欲を抑制する、SGLT2阻害薬は糖の排出量を増やし、膵リパーゼ阻害薬(脂肪吸収抑制剤)は脂肪の吸収を抑えます。それぞれ飲み方やダイエット効果、副作用などが異なるため、体質や生活習慣などを考慮して医師が適した薬を処方します。
服用して作用させるため、吐き気やめまい、下痢など、見た目ではなく体調に作用する副作用が多く、定期的な血液検査や診察が必要になる場合があります。
医療ダイエットの効果

ここからは、こうした医療ダイエットを受けて得られる効果について、詳しく解説します。
厳しい食事制限や運動が不要
通常のダイエットでは、カロリー制限や栄養バランスの見直し、日々の運動などに対して、自分の意志だけで根気強く取り組む必要があります。たとえば体重60kgの人が運動で1kg痩せるには、およそ7200キロカロリー消費しなければならず、1日50分もの早歩きを1ヶ月続けなければなりません。
一方で、医療ダイエットであれば、医療機器などによる施術を受けることで、厳しい努力をせずに痩せられます。また内服薬は摂取カロリーを自然に抑えられるため、無理なくダイエットを続けやすいです。
いずれも通院の必要はありますが、体力的・精神的な負荷を極力抑えながら一定の効果が期待できる点は、医療ダイエットのメリットといえるでしょう。
部分痩せができる
食事制限や運動によるダイエットは、全身が少しずつ痩せていきますが、身体の一部分を選んで痩せることはできません。一方で医療ダイエットのうち、脂肪細胞を破壊できる施術は、お腹や二の腕、太ももといった特定の部位でも、痩せられます。すでに痩せている人でも、無理のないボディメイクができるのは、医療ダイエットならではの強みです。
医療ダイエットと痩身エステの違い
医療ダイエットと痩身エステの大きな違いは、医療行為であるかどうかという点です。医療行為とは医師のみが行える施術や治療のことで、脂肪細胞を破壊するような、身体の形を変えてしまう行為なども含まれます。
対して、痩身エステで行える施術はリラクゼーションを目的としており、医療ダイエットのように脂肪細胞の数を減らすような行為はできません。マッサージや低出力の機器によるケアが中心です。あくまでもリラックスさせるもので、体質改善の背中を押すようなサポートにとどまります。
医療行為は、法律によって医療機関以外が提供することを禁じられています。健康リスクを避けるためにも、「医療ダイエットと同じことができる」と喧伝するエステサロンには行かないように注意してください。
医療ダイエットの選び方
前述のとおり、医療ダイエットにはさまざまな種類が存在するため、個々の目的に応じて適切なものを選ぶのがポイントです。以下では、目的別に適した医療ダイエットを紹介します。
なるべく痛みを抑えたい方
痛みの少ない医療ダイエットを受けたい方には、ラジオ波やEMS・HIFEMが適しています。これらは皮膚の上から刺激を与えるのみであり、注射や外科的な処置は必要ありません。ラジオ波では温かさを感じ、EMS・HIFEMでは筋肉が勝手に動くような感覚があります。
また内服薬による医療ダイエットも、痛みを伴わない選択肢の一つです。痛みと効果のバランスを医師と相談しながら、医療ダイエットを選択してみてください。
脂肪が気になる方
皮下脂肪が気になる方は、効率的に脂肪細胞を除去できる脂肪冷却、脂肪溶解注射や脂肪吸引が候補となります。また、ボディハイフやラジオ波も皮下脂肪にアプローチできる医療ダイエットのため、選択肢として念頭に置いておくとよいでしょう。
一方で内蔵脂肪が気になる場合は、上記の医療ダイエットでは効果を期待できないため、内服薬の使用を検討してみてください。食欲のコントロールなどにより、摂取カロリーを制限することで内蔵脂肪の減少が期待できます。
部分痩せしたい方
お腹や二の腕、太ももといった特定の部位をピンポイントで痩せたい場合は、その部分に直接アプローチできる医療ダイエット、すなわち脂肪細胞の除去が可能な施術を選びましょう。
たとえばボディハイフや脂肪冷却は広範囲の脂肪が気になる場合に、脂肪吸引は大量の脂肪が気になる場合に、脂肪溶解注射は細かい調整を必要とする顔や顔回りの脂肪が気になる場合に向いています。
小顔になりたい方
顔周りの脂肪をすっきりさせて小顔を目指したい方は、脂肪溶解注射が候補となります。細い針を使用するため、血管や神経が密集しているデリケートな顔に対しても施術できるのです。薬剤の量を調整することで様子を見ながら痩せられるため、脂肪がそれほど多くないところでも大きな失敗をしにくいでしょう。
また、顔の中でもあご周りの筋肉の張りが気になる方には、ボトックス注射も視野に入れてみてください。エラの筋肉に注入すれば、緊張した筋肉が弛緩することによって、輪郭を小さく見せる効果が期待できます。
アステリアクリニックの医療ダイエット
アステリアクリニックでは、下記の医療ダイエットをご用意しています。
- 脂肪冷却(クールスカルプティングエリート)
- 脂肪溶解注射(カベリンなど)
- ラジオ波(エムスカルプトニオ)
- ボディハイフ(リポセルII)
- HIFEM(エムスカルプトニオ)
- 内服薬・注射薬(マンジャロやリベルサスなど)
カウンセリングでは、患者様の要望をヒアリングしたうえで、適切なプランを提案させていただきます。場合によっては、複数の医療ダイエットを組み合わせ、同時並行で実施しながら理想の体形を目指すというプランも可能です。
初めて医療ダイエットを検討される方にも安心して来院いただけるよう、各医療ダイエットの種類やメリット・デメリットなどを丁寧に説明しております。些細な疑問も一つひとつお答えしますので、医療ダイエットが気になる方はぜひアステリアクリニックまでお越しください。
まとめ
医療ダイエットには、医療機器や注射、内服薬など、さまざまな種類のものがあり、個々の目的や理想とする体形に合わせて適切に選択する必要があります。
たとえば、部分的な脂肪が気になる方には脂肪冷却や脂肪溶解注射など、全身の脂肪が気になる方には内服薬、筋肉へのアプローチを希望される方にはEMS・HIFEMなどが適しています。
どの医療ダイエットが自身に適しているかわからず迷っている方は、アステリアクリニックのカウンセリングを受けてみてください。

アステリアクリニック院長