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脂肪冷却は効果がない?施術のメリットや効果を高める方法も解説

脂肪冷却は効果がない?施術のメリットや効果を高める方法も解説

脂肪冷却の実際の効果について気になっていませんか?
美容クリニックで人気の痩身施術として知られる脂肪冷却ですが、「効果がない」と感じる方も少なくありません。
実は、脂肪冷却は1回の施術での即効性は期待できず、その効果は徐々に現れます。
この記事では、以下の内容について解説します。

  • 脂肪冷却は効果がないと感じる理由
  • 脂肪冷却の効果が表れる時期
  • クリニックとエステの脂肪冷却の違い
  • 脂肪冷却が効果的な部位
  • 施術の効果を高めるポイント

ダイエット後にリバウンドしてしまった方や、部分痩せで美しいボディラインを手に入れたい方はぜひ参考にしてください。

このコラムの監修者
辻井 鴻
辻井 鴻
一般社団法人 美星会
アステリアクリニック院長
【医師の経歴】
2020年 北海道大学医学部卒業
2022年 北海道内の病院にて初期臨床研修を終了
2023年10月 アステリアクリニック札幌院 院長就任
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脂肪冷却は効果がない?その理由とは?

「脂肪冷却は効果がない」と感じる理由は主に以下の5つです。

  • 即効性がないから
  • 1回の施術での変化は個人差があるから
  • 体重の変化が少ないから
  • 内臓脂肪にはアプローチできないから
  • 医療機器によって効果の差があるから

それぞれの理由について、詳しく解説します。

即効性がないから

脂肪冷却は効果がすぐには表れないため、即効性を期待する人には「効果がない」と感じることがあります。
脂肪細胞を4℃以下まで冷却すると、アポトーシス(プログラム細胞死)が誘導されます。死んだ脂肪細胞は老廃物として、時間をかけてす体外に排出されるため、効果を実感できるのは施術後6週間から数ヶ月が経過した頃です。この時間的なギャップが、即効性を求める人々にとって「効果がない」と思われる原因となっています。

1回の施術での変化には個人差があるから

脂肪冷却は、1回の施術で期待した効果を感じにくいことがあるのは事実です。
1回あたりで施術部位の約20%の脂肪細胞が減るとされており、この減少率には個人差があり、目に見える変化が少ない場合もあります。
そのためある一定効果を感じるには、長期的な目線でお考えいただければと思います。施術後の適切なケアを実施することで、徐々に部分痩せの効果を感じるでしょう。
特に、初めての施術前に高い期待を抱いていると「効果がなかった」と感じることがあります。そのため、事前のカウンセリングを通じて必要な施術回数の目安を確認することが重要です。

体重の変化が少ないから

脂肪冷却は、体重を大幅に減少させるものではなく、部分痩せを目的とした施術です。
そのため、施術後に体重の大きな変化を感じにくいことがあります。
脂肪冷却は体重が減るというよりも、お腹や二の腕の引き締めやボディライン改善に効果があります。体重の数字にとらわれず、見た目の変化に注目することで、施術の効果をより実感できるでしょう。

内臓脂肪にはアプローチできないから

脂肪冷却は皮下脂肪にのみ効果を発揮する痩身施術のため、内臓脂肪には作用しません。
皮下脂肪は体の表面近くにあるため、冷却によって脂肪細胞を減少させることが可能ですが、内臓周りに蓄積する内臓脂肪には届かないのです。
内臓脂肪を減らしたい場合は、食事改善や運動など、生活習慣の見直しが必要です。
脂肪冷却は部分痩せに適していますが、全身痩せを求める方は他のアプローチも必要だという点に注意しましょう。
当院では、全身痩せの方に向けたメニューもご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。

医療機器によって効果に差があるから

クリニックとサロンでは扱う脂肪冷却の医療機器の出力レベルが異なります。
そのため、クリニックとサロンという違いだけでも効果には差が出てくると考えてもよいでしょう。
また実はクリニックによっても取り入れている脂肪冷却用の医療機器は異なります。中には有効性や安全性が検証されていない模倣品の脂肪冷却機を導入しているクリニックもあります。
同じ脂肪冷却という施術でも医療機器次第で効果に差が出てくる可能性があり、効果がなかったと感じられる要因になった場合が考えられます。
当院では、クールスカルプティングエリートという厚生労働省から2024年時点で唯一承認を得ている医療機器を導入し、より安全で有効な施術を提供する体制を整えています。

脂肪冷却の効果が表れるのはいつから?

脂肪冷却の効果は、施術後1〜3ヶ月ほどで表れ始めます。
脂肪冷却は、脂肪細胞を4度以下まで冷却し、アポトーシス(プログラム細胞死)を促すことで、徐々に体外へ排出される仕組みだからです。
この過程には時間がかかるため、特に1回の施術では目立った変化を感じにくいことがあります。同じ部位に対して1〜3ヶ月の間隔を空けて2〜3回の施術を行うと効果的です。
目に見える痩身効果を実感するまで気長に待つことが大切です。

脂肪冷却の効果を高めるには?

脂肪冷却の効果を高めるためには、いくつかのコツがあります。

  • 期間を空けて複数回施術する
  • 暴飲暴食を控える
  • マッサージで老廃物を流す
  • 施術当日は身体を温める行為を控える
  • こまめに水分を補給する

より満足のいく結果を得るためにも、これらを意識して施術を受けましょう。

期間を空けて複数回施術する

脂肪冷却の効果を最大化するには、一定の期間を空けて複数回の施術を受けることが重要です。1回の脂肪冷却で減る脂肪細胞は施術部位の約20%であり、それだけでは大きな変化を感じにくい場合が多いです。
そのため、1〜3ヶ月ごとに施術を受けることで、脂肪を効率的に減らし、目に見える部分痩せを実現しやすくなります。特に腹部や太ももなど脂肪が多い部位では、3回以上の施術が理想的です。

暴飲暴食を控える

脂肪冷却を受けたからといって、好きなだけ食べるのは禁物です。施術後は、脂肪を失った身体が栄養を吸収しやすくなることが考えられます。
脂肪細胞の数が減少しても、残った脂肪細胞が大きくなってしまえば、せっかくの効果が台無しになる可能性があります。脂肪冷却の効果を維持するためには、高カロリーな食事を避け、食事の量や内容に気を配ることが重要です。

マッサージや適度な運動で血流を促す

施術後にマッサージや適度な運動を取り入れることで脂肪冷却の効果が高められると考えられています。
全身の血流が良くなると、冷却された脂肪細胞が体外にスムーズに排出される可能性があります。。特に施術直後の数分間のマッサージは痛みをがともなうこともありますが効果を高めるためには重要です。施術翌日以降も1週間ほどご自身でマッサージを継続するとより効果的に老廃物の排泄を促せるでしょう。

施術当日は身体を温める行為を控える

より高い効果を得たい場合は、脂肪冷却の施術を受けた日は、体を温める行為を避けるようにしてみましょう。入浴やサウナ、岩盤浴、激しい運動は、施術の効果が薄れる可能性があります。そのため、施術当日は軽くシャワーを浴びる程度にとどめ、体を温めすぎないようにしましょう。

こまめに水分を補給する

脂肪冷却の施術後には、水分不足にならない程度にこまめに水分を補給をしましょう。。脂肪冷却の効果を高めるには、老廃物となった脂肪を排出することが大切です。十分に水分を摂取することで、老廃物が体外に排出されやすくなり、施術の効果が高まると考えられます。

クリニックとエステで受けられる脂肪冷却の違い

脂肪冷却は、クリニックとエステサロンの両方で受けられますが、その違いは非常に重要です。
クリニックでは、医療用の高出力機器を使用し、施術は医師や看護師などの医療従事者が行います。これは医療行為に該当し、脂肪細胞の数
を減少させてリバウンドしにくい体を作ることが可能です。
一方、エステサロンで提供される脂肪冷却は、医療行為に該当しない範囲で行われるため、機器の出力は低く、効果も緩やかです。脂肪細胞の数を減らすことはできず、リラクゼーションや軽いむくみの改善が目的とされています。

特徴クリニックエステサロン
使用機器医療用機器(高出力)美容用機器(低出力)
施術の効果高い部分痩せ効果を期待できる効果は一時的または緩やか
施術を行うスタッフ医師や医療従事者エステティシャン
痛み吸引と冷却による痛みがある痛みは少ない
費用の相場(1部位あたり)3~10万円1~3万円

部分痩せの結果を求めるなら、クリニックでの施術を強く勧めます。クリニックで行われる脂肪冷却なら部分痩せが可能で、エステサロンでの施術では確実な効果は期待できないことを理解しておきましょう。

脂肪冷却が効果的な部位はどこ?

脂肪冷却は、特に部分痩せが難しい部位に対して効果を発揮します。
主に以下の部位をすっきりさせたい人におすすめです。

部位期待できる効果
二の腕たるんで動くたびに揺れる二の腕が、引き締まった印象になる
腹部、脇から背中(ブラファット)ハミ肉や、くびれのないお腹まわりがすっきりする
お尻から太ももの間(バナナロール)、太もも垂れたお尻が上がり、太ももに隙間ができる
顎下横顔がシャープになり、若々しく見える

脂肪冷却は上記のような部位に対して施術できます。食事制限や運動だけではなかなか痩せられない部分にもアプローチできるのが魅力です。
体重ではなく、見た目の変化を求めている方におすすめの痩身施術といえるでしょう。

脂肪冷却による3つのメリット

脂肪冷却には、以下の3つのメリットがあります。

  • 運動せずに部分痩せが叶う
  • 脂肪細胞にダメージを与えてリバウンドしにくい
  • メスを使わないからダウンタイムが少ない

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

運動だけでは難しい部分痩せが叶う

脂肪冷却は、機械を当てるだけで運動や食事制限では難しい部分痩せを簡単に実現できる施術です。冷却された死んだ脂肪細胞は、その後、体内の代謝で自然に排出されます。特に腹部や太もも、二の腕などの脂肪がつきやすい部位に効果的です。
運動が苦手な方でも、特定の部位の脂肪を効率よく減らし、理想の体型に近づけるという大きなメリットがあります。

脂肪細胞の数を減らすからリバウンドしにくい

脂肪冷却のメリットは、脂肪細胞そのものの数を減らしリバウンドしにくい体を作れる点です。通常の食事制限や運動によるダイエットでは脂肪細胞が小さくなるだけで、数は減りません。
たとえば、食事制限や運動でのダイエットでは、脂肪細胞の数はそのままに脂肪細胞が再び大きくなり、リバウンドが発生します。。しかし、脂肪冷却では、脂肪細胞の数自体を減らすこと、また脂肪細胞の肥大には限度があることからリバウンドがしにくい身体を目指すことができます。
また現在、脂肪細胞の数自体を減らすことができるのは、医療による施術のみです。施術を重ねれば、脂肪が落ちにくい部位も効果が表れ、長期的に理想の体型を維持することが可能です。

メスを使わないからダウンタイムが少ない

脂肪冷却は、ダウンタイムが非常に少ない施術です。なぜなら、脂肪吸引と異なり、メスを使わず、皮膚を切開しないからです。
脂肪溶解注射と同様に、施術後に残る傷跡がなく、痛みや腫れも最小限で済むため、すぐに日常生活に戻れます。
また、麻酔を使わずに行える施術なので、体への負担が少なく、忙しい方でも手軽に受けられます。
ただし、施術後に痛みや赤みが強く出た場合は、無理をせず、医師に相談して適切な対応をとりましょう。

まとめ

脂肪冷却は「効果がない」と感じる方もいますが、その主な理由は即効性がないことや、体重が大きく減らないためです。しかし、脂肪冷却は部分痩せに特化した施術であり、リバウンドしにくい体型を目指すことができます。効果を最大限に引き出すためには、適切なケアや複数回の施術が重要です。ダウンタイムも少なく、日常生活に支障をきたさない点も魅力でしょう。
当院ではクールスカルプティングエリートを導入しており、一人ひとりの体型に合わせた施術が可能です。クールスカルプティングエリートは有効性と安全性において厚生労働省から現時点で唯一正式に承認された医療機器です。当院では、なるべく有効性が安全性が高いと考えられる医療機器を取り入れ、よりよい施術を提供できるよう取り組んでおります。無理なく理想のボディラインを手に入れる一歩として、切らない痩身施術である脂肪冷却を検討してみてはいかがでしょうか。

このコラムの監修者
辻井 鴻
辻井 鴻
一般社団法人 美星会
アステリアクリニック院長
【医師の経歴】
2020年 北海道大学医学部卒業
2022年 北海道内の病院にて初期臨床研修を終了
2023年10月 アステリアクリニック札幌院 院長就任