脱毛期間中の日焼けはNG!脱毛できない日焼けの程度や対策
肌の露出が増える季節の脱毛で注意したいのが日焼けです。「リゾート地へ旅行する予定だけど、脱毛スケジュールは変更したほうがいい?」「日焼けした肌でも脱毛できるの?」といった疑問を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、脱毛と日焼けについて以下の内容を解説していきます。
- 脱毛前後の日焼けを避けるべき理由
- 脱毛できない日焼けの程度
- 日焼けしたときの対処法や脱毛期間中の日焼け対策
- 脱毛を再開できる時期の目安やアステリアクリニックでの対応
脱毛をしている方は、男女問わず普段の生活から日焼け対策が必要です。日焼けとの付き合い方を知り、スムーズに脱毛を進めていけるよう、ぜひご確認ください。
アステリアクリニック院長
当院の医療脱毛をご紹介
目次
脱毛期間中の日焼けはNG
医療脱毛をしている方は、基本的に日焼けすることをおすすめできません。日焼けが脱毛にどのような影響を及ぼすかをふまえて、その理由を脱毛前・脱毛後に分けて解説していきましょう。
脱毛前に日焼けしてはいけない理由
脱毛の前に日焼けをしてはいけない理由は、主に3つあります。脱毛前にレジャーや仕事で日焼けの可能性がある場合はご注意ください。
施術を受けられなくなる可能性がある
脱毛前に日焼けをすると、施術を断られる可能性があります。
日焼けした肌にはメラニンが多いため、メラニン色素に反応する脱毛用レーザーの影響を受けやすい特徴があるためです。赤みや肌荒れ、やけどや色素沈着を引き起こすリスクを考慮し、日焼けの程度によっては、医師から「脱毛できない」と判断されるケースがあります。
脱毛時の痛みが増す
次に理由として挙げられるのが、日焼けした肌で脱毛すると平常時と比べて痛みを強く感じやすい点です。痛みが増すのには、以下2つの要因が考えられます。
- 日焼け=炎症が起きた状態なので痛みも強く感じやすい
- 色が黒くなってしまった場合は、レーザー皮膚に反応しやすい
痛みを下げるために、脱毛器のパワーを下げて照射したり、照射自体を断られれる可能性もあります。
脱毛の効果が下がる
脱毛前の日焼けによって、脱毛効果が下がる可能性があります。
ここまで解説したように、日焼け後の肌は敏感で、脱毛による肌トラブルの影響を受けやすい状態です。そのため、脱毛可能と判断された場合でも、肌への負担を考慮して脱毛器の出力を抑えた施術となり、通常よりも脱毛効果を得られないことがあります。
また、日焼けしたメラニンが多い肌ではレーザーが広い範囲に分散し、思うような結果を得られない可能性があるのも知っておきたいポイントです。
脱毛後に日焼けしてはいけない理由
脱毛期間中は、脱毛前だけでなく脱毛後の日焼けへの注意も必要です。以下2つの理由が考えられます。
- シミをはじめ肌トラブルの原因となる
- スケジュールどおりに脱毛を進められなくなる
詳しく解説します。
シミをはじめ肌トラブルの原因となる
脱毛後の日焼けは、思わぬトラブルの原因となることがあります。
脱毛後は肌が乾燥しやすく、肌のバリア機能も低下します。そのようなコンディションで日焼けすると、新陳代謝がうまくおこなわれず肌荒れやシミ、色素沈着などのトラブルが起こることがあるのです。
スケジュールどおりに脱毛を進められなくなる
脱毛後や脱毛期間中に日焼けをすると、脱毛のスケジュールに以下のような影響を及ぼすこともあるので注意しましょう。
- 日焼けがおさまるまで次の予約が入れられない
- 全体の脱毛期間が伸びてしまう
契約内容によっては、このような不都合が生じることもあります。
- 日焼けによる当日の施術キャンセルで契約回数の1回分を消化してしまう
- 契約期間中に脱毛が完了できなくなる
脱毛期間が延長となることで、損をしたり追加で費用がかかってしまったり、負担が生じる場合もあるため注意が必要です。
脱毛前後2週間は日焼けに気をつける
脱毛施術中は日焼けから肌を守ることが重要であり、特に施術前後の2週間は紫外線対策を徹底してください。
特に脱毛後の日焼けは、シミや黒ずみといった肌トラブルを起こすリスクが高まるため注意が必要です。脱毛期間中の日焼け対策には、SPF30以上で水や汗に強い日焼け止めを選び、使用する前にはしっかりと肌になじませてください。さらに、帽子や日傘を活用することも、紫外線から肌を守るのに役立ちます。
【一覧表】脱毛できない日焼けの程度とは?
ここまで「医療脱毛の前の日焼けは避けるべき」と解説してきましたが、紫外線が強い時期は「まったく日焼けをしない」ことも難しいですよね。そこで、どのくらいの日焼けまでなら施術が受けられるのか、以下の表にまとめました。
日焼けの程度 | 医療脱毛の可否 |
---|---|
日常生活で避けられない程度の軽い日焼け | 〇 |
直後は赤くなるが数日後に戻るような日焼け | 〇 (ただし赤み・ヒリヒリ感が残っている場合は×) |
日焼けしていない部位との色の差がよく見ないとわからない程度の日焼け | 〇 |
脱毛部位以外の日焼け | 〇 |
明らかに日焼けしていない部位との色の差がわかる日焼け | × |
脱毛において、日焼けを「している」「していない」の判別基準となるのは、目視した結果の肌の状態やヒリヒリ感等の有無です。日焼けをしていない部分との境界がクッキリ分かれ明らかに赤い・黒い、といったことがなく、「日常生活で少し焼けたかな」という程度であれば、施術可能な場合が多いでしょう。
ただし、医療脱毛において施術可能な日焼けかどうかを最終的に判断するのは医師です。上記のような条件が揃っていても、クリニックによって判断が分かれることがあることは心に留めておきましょう。
脱毛部位以外であれば日焼けしても問題ない
脱毛部位以外の日焼けであれば基本的に影響はありません。日焼けが完全にOKとは限りませんが、たとえば「VIO脱毛をしている期間中に腕を日焼けした」といったケースでは、脱毛に大きな影響がないことがほとんどです。
脱毛期間中に日焼けしたときの対処法
ここからは、日焼けをしてしまったときの対処法として以下3つの方法をご紹介します。
- 日焼けした部位を冷やす
- 保湿を徹底する
- ビタミンCを摂取する
それぞれ見ていきましょう。
日焼けした部位を冷やす
日焼けしてしまった肌は、できるだけ早くケアすることが重要となります。まず実践したいのが、日焼けした部位を冷やすことです。冷やすには以下のような方法があります。
- 冷たいシャワーなど流水で冷やす
- 濡れタオルを肌に当てて冷やす
- 氷や保冷剤などを肌に当てて冷やす
氷や保冷剤はとても冷たく、直接肌に当てるとかえってダメージとなるため、氷嚢や布を活用してください。
脱毛後のシャワーについては、以下の記事を参考にしてください。
保湿を徹底する
冷やしたあとに重要となるのが保湿です。日焼け後の肌は水分を失いとても乾燥しています。保湿成分を含んだ化粧水やクリームで保湿を徹底しましょう。
日焼けでダメージを負った肌は敏感な状態のため、肌への刺激が少ないケア用品を選ぶこともポイントです。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
ビタミンCを摂取する
ビタミンCを積極的に摂取することも、日焼けへの対処法です。
肌は日光や紫外線の影響を受けると、酸化ストレスによりコンディションが乱れます。そこで重要な役割を果たすのがビタミンCです。ビタミンCは抗酸化作用があるビタミンで、メラニン色素の生成を抑える働きがあります。
食品やサプリメントから積極的に摂取するほか、ビタミンC含有の化粧品を使うといった工夫をしても良いでしょう。
日焼け後はいつから脱毛を再開できるか
医療脱毛の期間中に日焼けをしてしまった場合は無理をして施術に通わず、肌の状態が落ち着くまで時間をおくことが大切です。ここからは、どれくらいの期間を確保すれば安心して施術を受けられるか解説します。
日焼けの状態にもよりますが、期間の目安は以下のようになっています。
丁寧にケアした日焼け | 1ヵ月 |
冬場の日焼け | 2ヵ月 |
夏場の自然回復させた日焼け | 3ヵ月 |
日焼けした肌が通常の状態に戻るまでの期間には、ターンオーバーが深く関わります。一般的に、肌のターンオーバーの周期は約1ヵ月といわれているため、日焼けした肌が通常の状態に戻るには1ヵ月以上かかると考えてください。
肌のコンディションや季節、日焼けの程度によってはそれ以上の期間がかかることもあり、ひどい日焼けであれば3ヵ月ほど期間を空ける必要が生じるケースもあります。
一方、少し赤くなって翌日には肌の色が戻るといった軽い日焼けであれば、丁寧にケアをしていれば、1ヵ月程度の期間を空けることで施術が可能となる場合もあります。脱毛可能な時期の判断に迷うようであれば、クリニックや医師へ相談して指示を仰ぎましょう。
脱毛期間中にできる日焼け対策
医療脱毛をしている間は、とにかく日焼けをしないよう気をつけることが重要です。脱毛期間中に有効な日焼け対策として以下の5つをご紹介します。
- 紫外線の強い時間帯は外出を避ける
- 肌の露出を減らす
- UVカットの服装にする
- 日焼け止めを塗る
- 飲む日焼け止めを服用する
それぞれ解説します。
紫外線の強い時間帯は外出を避ける
紫外線になるべく当たらないよう、紫外線が強い時間帯の外出は避けましょう。紫外線の強さは午前10時~午後2時の間がピークといわれています。そのため、日常の買い物をはじめとした外出の予定は、午前中の早い時間や夕方を狙うのがコツです。
なお、時期的な紫外線量のピークは5~7月といわれています。「真夏ではないから大丈夫」と油断せず、薄着になる時期は常に紫外線に気をつけましょう。
肌の露出を減らす
紫外線が強い季節は、肌の露出を減らすこともポイントです。
ノースリーブや半袖のファッションで出かける際は、日差しが強くなってきたら日傘をさしたり、カーディガンを1枚羽織ったりというように、工夫してみましょう。帽子やサングラスを活用する手段もあります。
また、見落としがちなのが車を運転中の対策です。運転中や同乗中に腕だけ日焼けしてしまうケースもあります。対策としては、アームカバーを活用する方法が手軽でおすすめです。
UVカットの服装にする
日焼け対策としてUVカット効果がある衣類も頼りになります。UVカット効果が期待できる衣類の基本は2種類です。
- UVカット加工製品
- UVカット素材製品
UVカット加工製品は、衣類の表面にUVカットができる薬品が塗られています。着用・洗濯を繰り返すことで効果が薄れていくため、定期的に買い替えることも視野に入れましょう。
UVカット素材製品は、UVカット効果がある物質が繊維に織り込まれています。効果が薄れにくいメリットがある反面、価格が高いことが特徴です。
自身のニーズに合ったUVカット衣類を選び、うまく活用していきましょう。
日焼け止めを塗る
紫外線をカットするために日焼け止めを塗ることも大変重要です。日焼け対策として最も多くの方が思い浮かべる方法ではないでしょうか。
日焼け止めは、汗をかく・衣類でこすれるといったことで落ちてしまうため、SPFやPAに関わらず、2~3時間ごとにこまめに塗りなおすのがコツです。
なお、曇りの日でも紫外線は降り注ぎ、室内にいても窓からの紫外線を浴びる場合もあります。また、紫外線の量は季節により異なりますが、降り注ぐことには変わりないので、外出の際の日焼け止めは季節問わず塗るよう心がけましょう。
日焼け止めは成分や肌への負担の度合いにもこだわりたいところです。一般的に、日焼け止めの効果が高い製品ほど肌への負担は大きくなります。レジャーや屋外スポーツの予定がない方はSPFが低いものをこまめに塗りなおして対応するなど、自身の生活に合った日焼け止めを選びましょう。
また、脱毛当日は日焼け止めの使用を控えるか、日焼け止めを落としてから施術を受けてください。日焼け止めの種類によっては、塗ったまま脱毛するとレーザーや光を吸収してしまったり、施術を妨げてしまったりすることがあるためです。
脱毛直後の日焼け止めは、クリニックや医師に確認してから塗ってください。
飲む日焼け止めを服用する
飲む日焼け止めとは、ビタミンCやポリフェノール、カロテノイドといった成分を含むサプリメントやドリンクを指し、紫外線から肌を守る抗酸化効果があります。飲む日焼け止めを服用することで、紫外線による肌への影響を和らげられる可能性があります。
ただ、飲む日焼け止めだけでは完全な紫外線対策とはならず、塗るタイプの日焼け止めとの併用が推奨されます。補助的な手段として、日常の紫外線防御策に加えることで、より効果的な肌の保護を期待できます。
脱毛を始めるなら日焼けしにくい秋〜冬!
脱毛というと、夏に合わせて春〜夏ごろに始める人が多くなります。ですが、日焼けや毛周期を考慮すると、実際には秋や冬から脱毛を開始することが望ましいです。
秋や冬に脱毛を始める利点として、予約が取りやすく、希望する日に気軽に通えることが挙げられます。
また、日焼けの心配が少ない秋冬は、脱毛に最適な季節といえます。夏はいくら日焼け対策をしても紫外線を完全に防ぐことは難しいですが、秋や冬であればその心配も少なく、安心して脱毛を進めることが可能です。
脱毛を始める時期については以下の記事でさらに詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
日焼けに対するアステリアクリニックの対応
アステリアクリニックでは、外出の際に日焼けによる色素沈着を防ぐため日焼け止めを塗るなどし、露出部の日焼けはしないようにご案内をしております。
また、日焼けの肌状態によっては当日施術が出来ない場合がございます。施術前に日焼けをした場合は、必ず事前にご相談ください。
【まとめ】脱毛期間中は日焼けを避けよう
脱毛の期間中は、日焼けに十分に気をつけることが重要です。思わぬ肌トラブルの原因となる・脱毛の効果を十分に得られない・脱毛スケジュールが乱れる、といったさまざまな弊害が起こる可能性があります。
日頃から日焼けをしないよう対策をとり、もしも日焼けをしてしまった場合は適切なケアで影響を最小限に留めましょう。
医療脱毛中の日焼けについて心配なことや確認したいことがあれば、気兼ねなくアステリアクリニックまでお問い合わせください。
アステリアクリニック院長