上半身医療脱毛！範囲や回数、メリットについて解説

上半身は産毛が多いにもかかわらず、手が届かない部位も多く、シェービングや毛抜きだけでする自己処理には限界があります。こうした部位にこそ、自己処理が楽になる医療脱毛が向いています。この記事では、上半身医療脱毛のメリット、必要な回数や料金について解説しています。上半身脱毛を検討している方は、ぜひ記事を最後まで読んでみてください。

上半身の医療脱毛の魅力とは？

ワキや腕の毛は目立ちやすく、上半身をすべて脱毛したいと考えている方は多くいらっしゃいます。ファッションに合わせたい、毎日のお手入れの手間を省きたい、といった背景から上半身脱毛は根強い人気を集めています。
一般的には、肩から腰が上半身脱毛の範囲です。

【上半身脱毛の施術範囲】

• 肩
• 腕
• 手の甲・指
• ワキ
• 胸
• 乳輪周り
• お腹
• 背中
• 腰
• 首※
• うなじ※

※クリニックにより異なる

他人の目線が気になる部分や、産毛が多くて剃りにくい部分も含まれているため、上半身脱毛を完了してしまえば、ムダ毛を気にせず快適に過ごせるようになるでしょう。

上半身医療脱毛の概要と施術範囲

上半身の医療脱毛では、一般的に肩から腰にかけて施術を行います。上は肩の骨のライン、下は骨盤のライン（腰の骨）までであることが多いです。
顔は上半身の脱毛範囲に含まれません。別途、顔のメニューが存在しているということが多いです。またうなじや首、鎖骨周辺も、クリニックによっては上半身の範囲に含まれないことがあります。
上半身だけの脱毛プランを用意しているところは、より施術範囲を絞ったプランを用意していることもあります。上半身と一口に言っても、クリニックによって幅があるため、契約する前によく確認するようにしましょう。

上半身医療脱毛の主要施術部位

上半身脱毛の範囲の中でも、胸・お腹・背中・腕・ワキはとくにムダ毛が目立ちやすくい部位です。それぞれ簡単に紹介します。

【胸】

胸は産毛が多く、綺麗に剃るのが難しい部位です。とくに乳輪周りは毛が目立ちやすく、皮膚がデリケートです。自己処理が刺激になって、肌荒れを引き起こすリスクもあります。
医療脱毛では、色味のない真っ白な産毛には効果がありませんが、色味のある毛であれば脱毛効果を期待することができます。また乳輪まわりの脱毛はクリニックによって脱毛できる場合と、できない場合があります。
アステリアクリニックでは、パンチカード等を用いて、毛にピンポイントで当てることができる場合は脱毛可能なケースもありますので、気になっている方はカウンセリング時に是非ご相談ください。

【お腹】

普段は服で隠れていますが、温泉やプールなどに入る機会が多いと気になることが多い部分です。水に濡れると、おへそ周りの毛が目立ってしまうこともあります。医療脱毛によって毛が減れば、毛の色が目立たなくなり、色白に見えるようにもなります。

【背中】

背中は自分では見えないものの、意外としっかり毛が生えていて他人の目につきやすい部位です。背中は自分では確認することが難しいだけでなく、剃るのも大変です。無理に手を伸ばしながら剃って、怪我をする人もおり、自己処理を楽にするために脱毛を検討する人が多いです。　

【腕】

腕の毛は産毛よりも濃く、長いため、つい処理を忘れると目立ってしまいます。腕だけでも脱毛したいという方も多く、男女問わず人気の高い部位です。パーツで選べるプランの場合、上腕（肘より上）と肘下に分かれていることもあります。

【ワキ】

ワキは毛が濃く、伸ばしたままにすると邪魔に感じることも多い部位です。腕と同様、非常に人気が高いため、ワキだけで脱毛できるプランが用意されていることも多いです。

医療脱毛と美容脱毛の違いを解説

医療脱毛とよく比較される脱毛方法に美容脱毛（エステ脱毛・サロン脱毛）がありますが、きちんと違いを理解して検討することが大切です。
サロン脱毛はその名のとおり、エステサロンで行う脱毛方法です。1ヶ月〜数ヶ月に1回のペースで光を照射することで、毛が生えるスピードを遅らせたり、毛を細くしたりすることを目的としています。価格が安く、気軽に施術を受けられるのがメリットですが、発毛組織の破壊ができません。
医療脱毛では、メラニン色素（黒い色素）に反応するレーザーで熱を発生させ、発毛組織を破壊することで半永久的な脱毛効果を得られます。クリニックで安全性に配慮した施術を受けられ、回数も少なくて済みます。
医療脱毛よりもサロン脱毛の方が1回あたりの施術は安く受けられることが多いですが、毛が生えるスピードが遅くなるまで回数がかかります。少ない回数で自己処理が楽になってくる医療脱毛と比べると、トータルでかかる費用はそれほど変わらないか、むしろ高くなってしまうこともあるでしょう。

上半身医療脱毛の施術回数の目安

施術部位	自己処理が楽になるまで	自己処理がほとんど不要になるまで
ワキ	5回以上	5～8回程度
腕	5回以上	5～8回程度
お腹	5～8回以上	8～10回以上
背中	5～8回以上	8～10回以上
胸	5～8回以上	8～10回以上

上半身脱毛に必要な回数は、個人差が大きいです。もともとの毛の濃さや満足する毛の状態によって、大きく異なります。上記はあくまで目安としてお考えください。
一般的にワキや腕は毛が濃く、メラニン色素を多く含んでいるためレーザーがよく反応するといわれています。とはいえ毛が密集していたり、毛量が多かったりすることから、自己処理が楽になるまで5回以上は必要です。
お腹や背中、胸の毛は密集していないものの、メラニン色素が薄い毛が多いです。このため、自己処理が楽になるまでにはワキや腕よりも回数が必要になります。
脱毛完了までの期間については次の記事でも解説しています。

上半身医療脱毛の効果・メリット

上半身脱毛には、自己処理の負担軽減、好きな服が着られるなどのメリットがあります。

自己処理の負担軽減

ワキや腕などの目につきやすい部分は頻繁な自己処理が必要で、面倒に感じている方も多いはずです。
背中や肩を自分でシェービングするのは難しく、シェーバーの刃先でケガをするリスクもあり、できれば自己処理の回数を減らしたいというのが本音でしょう。
上半身脱毛を受けることで、自己処理の頻度が減り、負担が軽減されます。
うっかり処理を忘れてしまい不安な気持ちになったり、毛が気になってお出かけを楽しめなかったりすることもなくなるでしょう。

好きな服が着られる

ムダ毛が気にならなくなることで、好きな服を好きなタイミングで着られるというメリットもあります。
上半身脱毛を受ければ、普段から目につきやすいワキや腕の毛はもちろん、水着や露出の多い服を着るときに気になる、肩や背中の毛も脱毛できます。
背中の開いた服を着たかったのに毛を剃るのを忘れていて諦めたり、剃るのを面倒に思ってオフショルダーの服を避けたりした経験のある方は、大きな利点に感じられるでしょう。

上半身医療脱毛の痛みについて

上半身脱毛にはさまざまな部位が含まれていますが、部位によって痛みの感じ方が異なります。上半身脱毛の痛みについて詳しく解説します。

痛みの感じ方と個人差

脱毛における痛みは、レーザーを照射するときに感じます。痛みの感じ方には個人差があり、痛みを強く感じやすい人には以下のような特徴があります。

• 肌が乾燥している
• 日焼けしている
• 生理中

肌が乾燥している方は痛みを感じやすいです。肌の水分が少ないと、肌のバリア機能がうまく働かなくなり、レーザーで生じる熱を感じやすくなってしまいます。肌トラブルにもつながりやすいので、脱毛期間中は保湿をしっかり行い、肌が潤っている状態をキープしましょう。
日焼けをしている方も痛みを感じやすいといわれています。日焼けをした肌はメラニン色素が多い状態です。レーザーはメラニン色素に反応するので、痛みを感じやすくなります。肌に赤みが残っていたり、肌の色が黒すぎると施術を受けられないこともあるため、日頃からUVケアを徹底しましょう。
また、肌が敏感になる生理中も痛みを感じやすいといわれています。上半身だけの脱毛であれば生理中でも施術を受けられるケースが多いですが、痛みが気になる方は控えましょう。

部位ごとの痛みの特徴

施術部位	痛みの感じ方
ワキ	痛みを感じやすい
腕	痛みを感じやすい
胸・乳輪周り	痛みを感じることがある
背中	比較的痛みを感じにくいが、骨に近いところは痛みを感じることがある
お腹	比較的痛みを感じにくい

上半身脱毛では、部位によって痛みの感じ方が異なります。毛が濃い部分や毛が密集している部分は、痛みが強くなる傾向があります。部位によって差はありますが、VIOやヒゲの脱毛に比べると上半身脱毛の痛みは少なく、スムーズに施術を進められることがほとんどです。
このため、上半身の中でも毛が濃く密集しているワキは、他の部位よりも痛みを感じやすい可能性があります。しかしワキは面積が狭く、すぐに施術が終わるため、我慢が難しくなるほどではありません。
腕の毛が濃い場合も痛みを感じやすく、とくに男性は前腕部分の痛みが強くなることがあります。
また、皮膚が薄い部分や骨ばった部分も痛みを感じやすいといわれています。個人差はありますが、乳輪周りや背骨の凹凸がある箇所などで痛みを感じることがあります。

痛みを和らげるための方法

上半身脱毛で痛みが気になる場合は、以下の方法を試してみてください。

• 保湿を行う
• 日焼け対策をする
• 麻酔を使用する
• 冷却機能つき脱毛機で施術を行う

乾燥している肌、日焼けをしている肌は痛みを感じやすくなります。痛みを軽減するためにも、保湿や日焼け対策は欠かせません。
脱毛レーザーは熱を発生させるため、肌を乾燥させてしまいます。先述したとおり肌の乾燥は痛みにもつながるため、施術後も含めて必ず保湿してください。
またクリニックではオプションで麻酔を使用できるところも多いです。ワキのように毛が濃い部分を施術する際、どうしても痛みが不安なら麻酔の使用を検討してみてもよいでしょう。
使用する麻酔の種類はクリニックによって異なりますが、クリームを塗ることで痛みを感じにくくする表面麻酔、リラックス効果のあるガスを吸入することで痛みを和らげる笑気麻酔の2つが一般的です。
また使用する機械によっても痛みの感じ方が異なります。痛みを軽減できる冷却ガスつきの脱毛機もあるため、クリニックを選ぶときは、このような脱毛機の取り扱いを調べるのも一つの手です。

上半身医療脱毛の料金について

上半身医療脱毛の料金相場は、1回あたり1.5～10万円前後です。単純計算で5回なら7.5～50万円前後となりますが、上半身のみをセットで脱毛できるクリニックは多くはありません。
手足だけのセットや、全身脱毛のコース、部位別プランで必要な部位だけを契約するというケースが多いです。将来的に下半身の脱毛を考えているのであれば、最初から全身脱毛を契約した方がお得になる可能性もあります。

部位ごとの料金目安

施術部位	価格（1回あたり）
ワキ	約0.5万円〜1万円
腕	約1.5万円〜3.5万円
胸・乳輪周り	約1.5万円〜4万円
お腹	約1.5万円〜4万円
背中	約1.5万円〜3.5万円

半身医療脱毛の部位ごとの料金目安をまとめました。クリニックによっても異なりますが、施術範囲が狭いワキは価格が安く、背中やお腹などの範囲が広い部位は少々価格が高くなります。
腕に手の甲や指先が入るかどうかはクリニックによって異なります。乳首周りやおへそ周りが別になっていることもありますので、部位別で契約する場合は施術範囲をしっかり確認する必要があります。
施術したい部位が多いなら上半身の中で必要な部位を選んで契約するよりも、全身脱毛や手足セットを選んだ方が安くなることもあります。コース料金やセット料金とも比較してみましょう。

支払い方法と分割払いの選択肢

医療脱毛の支払いには、以下の支払い方法を利用できます。

• 現金
• クレジットカード、デビットカード
• 医療ローン

上半身の医療脱毛はまとまった費用が必要になるため、一度では準備できないこともあるでしょう。そのような方のために医療ローンを使った分割払いが用意されています。
医療ローンとは、医療費を支払う際に利用できるローンのことです。病気の治療費や入院費だけでなく、歯科矯正や脱毛でも利用できます。ただし分割払いには手数料がかかるため、メニュー価格よりも総額が大きくなります。注意して利用しましょう。

上半身の脱毛で医療脱毛が選ばれる理由

上半身脱毛を検討する方が医療脱毛を選ぶ理由として、以下の3つがあげられます。

• 半永久的な効果を得られる
• 自己処理の手間が省ける
• 肌荒れしにくくなる

先述したとおりサロン脱毛は、毛が生えるペースを遅らせる効果がありますが、毛が生えなくなるわけではなく、期間を空ければまた毛が生えてきます。医療脱毛は発毛組織を破壊するため、基本的には一度脱毛した毛は二度と生えてくることはないといわれています。
一度医療脱毛が完了してしまえば自己処理の手間が省けるというのが、医療脱毛が人気の理由です。
またシェービングや毛抜きによる自己処理は、肌に負担をかけます。肌表面に微細な傷がついたり、毛穴が傷ついたりして、肌荒れが起きやすいです。摩擦が黒ずみを引き起こす原因になる可能性もあります。
医療脱毛によって自己処理の頻度が減ることで、こうした自己処理を原因とする肌トラブルを予防できるようになります。

自己処理のリスクと限界

上半身の毛をすべて自分で処理するのは難しく、怪我などのリスクを伴います。
上半身は自分では手が届かない部分や見えない部分が多く、自己処理によって肌を傷つけてしまう恐れがあります。とくに背中やうなじは処理が難しい部位です。鏡を使っても目視が難しく、カミソリやシェーバーで肌を傷つけてケガをする危険性があります。
また、広い範囲のムダ毛を効率良く処理できる除毛クリームは、タンパク質を溶かす成分で毛を除去するため、かぶれや炎症を引き起こすリスクがあります。とくにワキや二の腕など皮膚が薄い部分はデリケートなため、赤くなったりかゆくなったりすることもあります。
毎日のように上半身のムダ毛を処理するにも限界があります。医療脱毛を受けて自己処理がほとんど不要になれば、処理の手間や怪我のリスクも軽減できるでしょう。

上半身医療脱毛の準備とアフターケア

上半身脱毛を受ける場合の準備とアフターケアについて紹介します。これから上半身の脱毛を受ける方、もしくはすでに受けている方は、以下のポイントに気をつけて過ごしましょう。

• 日焼けをしない
• 十分な保湿をする
• 事前にシェービングをする

これらのポイントに気をつければ、施術時の痛みを軽減するだけでなく、効率良く脱毛することにもつながります。

日焼けをしない

脱毛を受けている間は日焼けをしないように気をつけましょう。肌が黒く焼けてしまうと、照射の痛みが強くなったり、照射によって火傷を引き起こしたりするリスクがあります。日頃から日焼けをしないように心がけ、スポーツやお出かけの際はUVケアを徹底してください。

十分な保湿をする

繰り返しになりますが、脱毛期間中は十分な保湿を行ってください。肌が乾燥していると、肌のバリア機能が下がって痛みを感じやすくなります。
また乾燥状態の肌は皮膚が硬くなります。脱毛施術をしても毛が抜けにくくなり、効果が落ちてしまうのです。痛みを軽減して効率良く脱毛するためにも、スキンケアは忘れずに続けてください。

事前にシェービングをする

レーザーによる医療脱毛を受けるときは、施術の前日までに施術部位をシェービングしておくよう、クリニックから指示されます。
毛が伸びた状態でレーザーをあてると、火傷のリスクがあるためです。上半身の場合、背中やうなじなど手が届かない範囲も含まれます。このようなところは、手が届く範囲でシェービングしておくように指示されることが多いです。
多くの場合、手が届かない範囲は無料でシェービングしてくれますが、クリニックによっては有料になることもあるのであらかじめ確認しておきましょう。

メンズ向け上半身医療脱毛プランの魅力

上半身の脱毛は、男性からも人気を集めています。シャツから見えてしまう腕や、毛が密集するワキの毛が気になっているという方が検討することが多いです。
胸毛が濃い方は、清潔感を求めて脱毛することもあります。脱毛はすべてなくしてしまうのではなく、ほどほどに脱毛して毛量を減らすだけにとどめることもできるため、「男らしさが減るのは嫌だけど、清潔感がないのも気になる」という方にも向いています。
最近では各クリニックがさまざまなメンズ脱毛のプランを用意しているので、上半身だけを脱毛したい男性でも、気に入るプランが見つかるでしょう。
アステリアクリニックでは、お客様の好みに合わせて施術部位を選択できる「セレクトプラン」を用意しています。「上半身だけ脱毛したい」「見える部分だけ脱毛したい」など、お客様の希望に合わせて自由に施術部位を決められます。
詳細はこちらをご覧ください。

メンズ向け上半身医療脱毛の回数や痛み

個人差はありますが、メンズの上半身医療脱毛では、自己処理が楽になるまでに5回程度、自己処理がほとんど不要になるまでに10回以上の施術が必要です。
ワキや腕など毛が濃い部分を施術する場合や、もともと毛が濃い方などは、さらに回数がかかることもあります。
上半身は筋肉や脂肪がしっかりついている部位も多く、痛みはそれほど強くないといわれています。痛みの感じ方も個人差がありますが、ヒゲ脱毛やVIO脱毛の痛みに比べれば、上半身の脱毛はそれほど痛くないでしょう。
とはいえ男性の毛は濃いため、女性に比べると痛みやすいといわれることも多いです。痛みが気になる方は麻酔を使用するか、比較的低温で照射できる蓄熱式の脱毛機、冷却機能がついた脱毛機などで施術を受けましょう。
麻酔や脱毛機についてはクリニックごとに案内が異なるため、気になる方はカウンセリングで相談してください。

まとめ

上半身は人目につきやすい部位ながら、自分では手が届かない部分が多く、自己処理が大変です。半永久的な効果を得られる医療脱毛を受ければ、自己処理の手間が省け、毎日のお手入れも楽になることでしょう。
上半身脱毛だけを取り扱っているクリニックはあまりなく、他の部位に比べてクリニックによる施術範囲の差も大きくなりやすいです。検討する際は、脱毛しようと思っている部位が含まれているかよく確認することが大切です。
アステリアクリニックでは、全身脱毛はもちろんのこと、お客様が施術部位を選べる「セレクトプラン」もご用意しています。部分的に脱毛できるクリニックがなかなかなくて困っている方など、上半身脱毛をご検討の方はぜひアステリアクリニックまでご相談ください。