【医師監修】ヒゲ脱毛完了に必要な回数は?頻度や期間についても解説
「濃くて青いヒゲが気になる」「毎日のヒゲ剃りが煩わしい」そんなヒゲに関するお悩みを抱えている男性は多いのではないでしょうか。ヒゲ脱毛に関心があり施術を受けてみたいと思うものの、仕事や学業が忙しく、なかなか踏み出せない方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、以下の内容にもとづきヒゲ脱毛の通い方について解説します。
- ヒゲ脱毛の完了までに必要な回数と期間
- ヒゲ脱毛に通う頻度と間隔を空ける理由
- ヒゲ脱毛に複数回通わなければならない理由
- 少しでも短期間で脱毛を完了させるための方法
ヒゲ脱毛をすると、自分の顔に自信が持てるのはもちろん、ヒゲ剃りなどの自己処理が楽になるメリットもあります。ヒゲ脱毛の完了までに必要な期間や通う頻度を把握し、少しでも効率良く脱毛をおこなうための参考にしてください。
アステリアクリニック院長
当院の医療脱毛をご紹介
目次
【脱毛方法別】ヒゲ脱毛完了までに必要な回数・期間
ヒゲ脱毛で効果を実感するには、一度の施術では難しく、複数回にわたり通わなければなりません。納得できる状態になるまでに必要な回数や期間は、脱毛方法によって異なります。
主な脱毛方法は医療脱毛と美容脱毛の二つです。それぞれの脱毛方法におけるヒゲ脱毛に必要な回数と期間を解説していきます。
医療脱毛:5回以上
医療脱毛の場合、十分な効果を実感するまで最低でも5回以上の施術で約半年程度を要します。ただし、この施術回数や期間は、ヒゲの濃さにより異なります。
ヒゲが濃い方や、濃い部分のヒゲを徹底して脱毛したい場合などは10回以上かかることも多いです。また、日頃のお手入れの負担を減らしたいのか、ヒゲ剃りをしなくても済むような滑らかな肌を目指すのかといった目的によっても差が出るでしょう。
美容脱毛:10回以上(一時的な減毛効果のみ)
美容脱毛では最低でも10回以上(約1年)の施術が想定されます。また美容脱毛の場合、自己処理が不要になる程度ではなく一時的な減毛や除毛効果のみの実感にとどまります。
また、ヒゲが濃い箇所であれば15回以上、あるいはそれ以上を要することもあるでしょう。
医療脱毛は、レーザー照射をおこない熱で発毛組織を破壊することで脱毛させる一方で、美容脱毛は光を照射することでその時点で生えている毛を減らすという脱毛方法です。そのため、医療脱毛ほどの効果は得られません。
ヒゲ脱毛に通う頻度と間隔を空ける理由
ヒゲに限らず、脱毛の施術をする場合は一定の間隔をあける必要があります。医療脱毛の場合、脱毛に通う頻度は1~2ヶ月に一度が目安です。美容脱毛は3~4週間に一度のペースで通うことが多いです。
ヒゲ脱毛に通う間隔を空けるのには、以下のような理由があります。
毛周期に合わせるため
一本一本の毛は毛は生えて成長したのちに抜け落ちるというサイクルを繰り返しており、その周期を毛周期といいます。毛周期は以下の3期に分類されます。
- 成長期
- 退行期
- 休止期
「成長期」は発毛して伸びていく時期を、「退行期」は毛の成長がストップすることで、細くなり抜け落ちる時期を指します。「休止期」は、毛が抜け落ちてから次の発毛までの準備期間になります。
医療脱毛と美容脱毛ともに脱毛に適しているのは、成長期の毛です。成長期の毛はメラニン量が多く、また毛根と発毛組織がしっかりと繋がっているため毛根までしっかり熱が届き、効率の良い脱毛が目指せます。
脱毛による肌へのダメージを抑えるため
脱毛をすると、肌は多少なりともダメージを受けます。脱毛の施術間隔が短すぎると、敏感な顔や口周辺は、赤みや熱傷をはじめとするさまざまな肌トラブルが起こる可能性も。少しでも肌トラブルを回避するために、適切な間隔を空けて脱毛施術を受ける必要があります。
ヒゲ脱毛完了までに複数回の施術を受ける理由
ヒゲ脱毛を終えるまでには、複数回の施術が必要です。その理由は以下の2つです。
- 毛周期のサイクルが長いから
- ヒゲの毛根が深いから
毛周期のサイクルが長いから
前述したように、脱毛は毛周期に合わせておこないます。毛周期には、成長期・退行期・休止期の3つの異なる時期があるとお伝えしましたが、全ての期間を合わせた毛周期のサイクルは半年から長くて1年を超える長い時間をかけて切り替わるのです。
ヒゲの場合、ほとんどが成長期に該当しますが、より脱毛効果を得られやすい成長後期に照準を合わせるとなると、対象となる毛は限られます。したがってヒゲ全体が脱毛効果を得るためには複数回の施術が必要となるのです。
ヒゲの毛根が深いから
他の部位と比べて、ヒゲの毛根が深いことも何度か施術をしなければならない理由の一つです。毛根が深いとレーザーや光の照射が行き渡りにくいため、医療脱毛であっても施術を重ねる必要があります。
ヒゲ脱毛の回数ごとの経過
ヒゲ脱毛をして効果を実感するには、複数回の施術が必要です。では、施術回数によって脱毛効果はどのように変化していくのでしょうか。医療脱毛における回数ごとの経過を追ってみましょう。
ヒゲの医療脱毛1回目の経過
脱毛1回目では、目に見えるような劇的な脱毛効果が現れるわけではありませんが、なかには1回目で毛が薄くなった、毛が細くなったと効果を感じ始める方もいるようです。多くの方は、施術を受けて2週間ほどすると毛の抜け落ちを実感します。とくにあごは毛の抜け落ちやすい傾向にあります。しかし、2ヶ月ほど経過すると再び毛が生えてきます。
ヒゲの医療脱毛3回目の経過
3回目のヒゲ脱毛になると、脱毛前よりも毛量の減少を感じる方が増えてきます。また、太くてしっかりとした毛が、細くてソフトになったと毛質の変化を感じ始める方も。毛がソフトになると、ヒゲ剃りがスムーズになるため、ヒゲ剃りに費やす時間や髭剃りによる肌の負担も減るでしょう。
ヒゲの医療脱毛5回目の経過
5回目までくると脱毛が進み、毛が濃く青々としていた方でも効果を実感しやすくなるはずです。ヒゲ脱毛も5回目を迎えると、ヒゲの約半分は脱毛できた計算になります。もともとヒゲがあまり濃くない方であれば、ヒゲ剃りの頻度も減るため5回目の段階で脱毛を終えるケースもあります。ただし、目指している姿によっては追加の施術が必要です。
ヒゲの医療脱毛5回目以降の経過
さらに脱毛効果を実感したい方は、5回目以降も継続して脱毛をおこないます。ヒゲ剃りをしなくて済むようにするには10回程度、ヒゲがない状態に近づけるには15回以上の施術が必要になる場合もございます。
ヒゲが濃い方や広い範囲を脱毛したい方は、施術回数が多くなる場合もあります。目指す姿になるまでに必要な施術回数には個人差がありますのであくまでも目安としてください。
少ない回数でヒゲ脱毛を完了させる6つの方法
ヒゲ脱毛は完了までに施術回数を重ねる必要があります。しかし、少しでも施術回数を減らし、できる限り短期間でヒゲを理想の状態に近づけたいものです。少ない回数でヒゲ脱毛を完了させるには以下の6つの方法を試してみると良いでしょう。
- 医療脱毛を選ぶ
- 脱毛期間中は保湿を徹底する
- 脱毛期間中に日焼けしない
- 自己処理は電動シェーバーでおこなう
- 生活習慣を整える
- 通いやすく予約の取りやすいクリニックを選ぶ
詳しく解説していきます。
医療脱毛を選ぶ
ヒゲ脱毛を少しでも早く完了させるには、医療脱毛をご検討ください。医療脱毛は、高出力のレーザーを照射し、発毛組織を破壊します。1回ごとの脱毛効果を感じやすく、美容脱毛よりも少ない回数で脱毛を終えられるでしょう。
発毛組織破壊することができるため、半永久的に脱毛の状態を維持できる点も医療脱毛のメリットです。
脱毛期間中は保湿を徹底する
脱毛期間中は念入りに保湿をしましょう。肌が乾燥している状態で施術を受けると炎症が起きやすくなり、肌トラブルが起きやすくなってしまいます。肌にトラブルがあると、施術を延期しなくてはいけないこともあるのです。
しっかりと保湿されている肌のほうが脱毛施術の副作用が起きにくく、施術の痛みも軽減されます。そのため脱毛器の出力も上げやすく、効果が出やすいです。
脱毛期間中は、化粧水や保湿クリームなどを使用でうるおいのある肌を維持しましょう。
脱毛期間中に日焼けしない
脱毛期間中は日焼け対策の徹底も重要です。レーザーは毛のメラニン色素に作用して熱を出すため、日焼けをして肌にもメラニン色素が増えてしまうと、副作用のリスクが高まり、適切な出力での照射がおこなえません。
また、過度の日焼けは照射によるやけどのリスクを大きくしてしまうため、施術自体を延期しなければならないことも。肌の状態が落ち着くまで待っていると、それだけ脱毛完了までの期間が延びる可能性もあります。
脱毛期間中は日焼け止めの塗布や上着の着用などをおこない、対策をしましょう。
自己処理は電動シェーバーでおこなう
脱毛期間中に生えたヒゲを自己処理する際には、電動シェーバーをお勧めします。
剃刀は表皮を傷つけやすく、肌トラブルの元になります。医療脱毛は毛のメラニン色素にレーザーを反応させて脱毛を行います。毛抜きやワックス脱毛で自己処理を行うと、破壊したい発毛組織にメラニンがなくなってしまい、施術の効果を得にくくなってしまいます。
生活習慣を整える
効率良く脱毛を進めるには、きちんとした生活習慣を送ることも大切です。睡眠不足や暴飲暴食など、生活習慣が荒れると自律神経が乱れやすくなります。自律神経が乱れることでホルモンバランスが崩れ、ヒゲが濃くなってしまったり、肌が荒れたりしてしまう事態も起こり得ます。
不規則な生活を見直し、良好な生活習慣を心がけましょう。
通いやすく予約の取りやすいクリニックを選ぶ
ヒゲ脱毛を少しでも早く完了させるには、クリニック選びが重要です。毛周期に合わせて適切な期間をあけて予約を取るのが理想ですが、予約が取りにくいと、施術間隔が空いてしまう恐れがあります。
また、「自宅や職場から近い」「電車やバスなどを利用しやすいアクセスが良い立地にある」「周辺に駐車場がある」など、継続して通えるかどうかもクリニックを選ぶ際には考慮しましょう。
まとめ
ヒゲ脱毛が完了するまでには、医療脱毛でも最低でも5回以上は施術が必要です。また、レーザー脱毛は、毛周期の中でも成長期の毛に効果が出やすいため、適切な間隔をおいて施術を行います。
ヒゲ脱毛の回数を少なくする秘訣は、医療脱毛を選び、脱毛期間中の保湿や日焼け対策を徹底し、肌の状態を良好に保つことなどです。
また、通いやすいクリニックを選ぶことも重要。アステリアクリニックは、予約の取りやすい環境を整えています。お電話だけではなく、スマートフォンからも予約が可能なため、自分のタイミングに合わせてお取りいただけます。お気軽にご相談ください。
アステリアクリニック院長