毛周期とは?脱毛と毛周期の関係や部位別の毛周期をご紹介
「毛周期って聞いたことあるけど何なんだろう」「医療脱毛するなら毛周期に合わせないと意味がないって本当?」と毛周期について考えている方も多いでしょう。
そこでこの記事では、以下の内容を解説しています。
- 毛周期とは?
- 毛周期と脱毛の関係
- 【部位別】毛周期一覧
- 毛周期が乱れる原因
毛周期について詳しく知りたい方や脱毛を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
アステリアクリニック院長
当院の医療脱毛をご紹介
目次
毛周期とは?
人間の毛は、成長して抜け落ち、また新しい毛が生えていきます。このサイクルを毛周期といいます。
毛周期には、大きく分けて以下の3つの期間があります。
- 成長期
- 退行期
- 休止期
それぞれの期間について紹介していきます。
成長期
成長期はその名の通り、毛が生えて伸びていく時期です。成長期では、毛根にある毛母細胞が細胞分裂することによって毛が生えます。さらにその毛が成長し、肌の表面に現れ伸びていきます。
退行期
毛はいつまでも伸び続けるわけではありません。やがて成長が止まり、細くなって抜け落ちます。
毛が伸びなくなって細くなり、抜け落ちていく時期が退行期です。
休止期
退行期の毛が完全に抜け落ちると、毛根は次の毛を生やすための準備期間に入ります。この準備期間が休止期です。
部位や体質によりますが、長ければ数年間休止期に入る毛根もあります。
脱毛と毛周期の関係
脱毛を受ける場合、毛周期に合わせて脱毛を進めることで、効率よく脱毛の効果を得られます。ここからは、脱毛と毛周期の関係についてみていきましょう。
成長期に脱毛がおすすめ
毛周期の3つの期間のうち、脱毛に適しているのは「成長期」です。成長期に脱毛をおこなうべき理由は、以下のとおりです。
- メラニン色素が濃い
- 毛が生えている毛根に照射できるため
それぞれ解説します。
メラニン色素が濃い
医療脱毛で使用するレーザーは、毛に含まれるメラニン色素に反応して、毛母細胞に栄養を送り届ける毛乳頭を破壊します。レーザーで毛乳頭が破壊されて毛母細胞が活動できなくなり、毛が生えなくなるという仕組みです。
毛が成長してメラニン色素が濃くなる成長期は、レーザーによる脱毛の効果が高まるため、脱毛は成長期におこなうのがおすすめです。
毛が生えている毛根に照射できるため
医療脱毛レーザーの目的は、毛根にある毛乳頭を熱破壊することです。毛のメラニン色素に反応して発熱するため、毛根に毛が生えている時でないと毛根にまで熱が届きません。
毛根に毛が生えていて、毛が太く成長している成長期に照射することで、効率よく脱毛をおこなうことができます。
退行期〜休止期は脱毛に向かない
退行期や休止期でもレーザーを照射することは可能です。しかし、十分な脱毛の効果を得られない可能性が高いでしょう。
退行期は毛が細く抜け落ちていく段階で、休止期はそもそも毛根に毛がついていません。
退行期の細い毛はメラニン色素も薄く、レーザーを照射しても十分な熱エネルギーが発生しないため、毛乳頭を完全に破壊できない可能性が高いといえます。休止期の毛根には毛が生えておらず、熱エネルギーを伝えることすらできません。
そのため、退行期や休止期は期待される脱毛効果は得られないといえます。
「成長期」の毛を見極めるのは難しい
脱毛を効率的におこなうためには、成長期に合わせて施術を受けることが大切です。しかし、見た目で成長期かどうかを判断するのは困難です。
普段生えている体毛のうち、成長期の毛は全体の10〜15%といわれています。
つまり、1回の施術でレーザーを照射できる成長期の毛は10〜15%のため、一定期間をあけて7回~10回施術をおこなうことで全体の成長期の毛にレーザーを照射できるといえます。
【部位別】毛周期一覧
部位別の毛周期についてみていきましょう。
部位 | 毛周期 |
---|---|
顔 | 1〜2か月 |
脇 | 2〜3か月 |
VIO | 1.5〜2か月 |
太もも | 1.5〜2か月 |
ひざ下 | 1.5〜2か月 |
腕、背中 | 2か月 |
上記の表のように、部位によって毛周期の期間には差があります。部位ごとに施術の間隔も設けるのが理想的ですが、全身脱毛の場合は、頻繁に通う負担が発生してしまいますよね。そこで、全身脱毛をおこなう場合は2か月の間隔を目安に施術を受けるようにするのがおすすめ。
各部位の毛周期にはばらつきがあるうえに、個人差でも毛周期は変化します。ですが、2ヶ月という間隔で全身脱毛に通うことで毛周期の平均を取れ、効率よく脱毛に通うことが可能です。
毛周期に合わせて繰り返し脱毛を受けよう
成長期にレーザーを照射することで効率的に脱毛をおこなうことが可能です。ただし一度のサイクルでみられる成長期の毛は、全体の10〜15%にすぎません。
そのため各部位の毛周期に合わせて、適切な間隔を設けて繰り返し施術をおこなうことが重要です。たとえば、ひげや顔の脱毛をおこないたい場合は、毛周期に合わせて1〜2か月ごとに脱毛するのが効率的です。
脱毛間隔が空きすぎた場合の影響
脱毛の間隔が空きすぎた場合、脱毛完了までの期間が延びてしまったり、効果を実感するまでに時間かかったりする可能性があります。ですが、施術間隔が空きすぎたからといって、脱毛の効果が落ちるわけではありません。
たとえば2か月後に通う予定が半年後になってしまった場合、本来照射するはずだった成長期の毛が退行期や休止期になってしまいます。タイミングが合わず照射できないまま施術期間が終了してしまい、成長期の毛に十分な照射ができない可能性があります。
そのため医療脱毛をおこなう際は、定期的に通院できるかどうか、予約が取りやすいかどうかも含めて慎重に検討しましょう。
脱毛間隔が短すぎた場合の影響
脱毛間隔が短すぎた場合、成長期の毛が少なく脱毛の効果を実感するまでに時間がかかる可能性があります。
そのため間隔が短ければ良いというわけではなく、適切な間隔で成長期の毛に照射することが重要です。
1か月や2週間の間隔で予約できるサロンやクリニックがあるのはなぜ?
サロンやクリニックによっては、1か月や2週間の間隔で予約できる場所もあります。そのようなサロンやクリニックは、注意が必要です。
短い間隔で照射をおこなうことで、あえて脱毛の効果を得られにくくしている可能性があります。チケット制や一定期間通い放題のサロンやクリニックでなかなか脱毛の効果を得られず、追加料金を支払い照射を受けるケースもあるでしょう。
もう少しで脱毛が完了するかもしれない状態だと、追加料金を支払ってでも通い続けようと思ってしまう方も少なくありません。残念ながら、人間の心理につけこむような悪質な業者も存在するため、理想的な脱毛間隔を理解したうえで、サロンやクリニックを選ぶようにしましょう。
毛周期が乱れる原因
毛周期は一定ではなく、個人差があります。生活習慣や環境によっては、突然毛周期が乱れることも。毛周期が乱れる原因として、以下のようなものが挙げられます。
- 毛抜きやワックスで自己処理をしているため
- ホルモンバランスが乱れているため
それぞれみていきましょう。
毛抜きやワックスで自己処理をしているため
毛抜きやワックスでの自己処理は、毛周期が乱れる原因の一つです。
確かに脱毛前は、ムダ毛を処理しておくことが重要です。毛が生えたままだと、毛先に熱が伝わり、毛根に熱が届かなかったり、熱くなった毛が皮膚に触れて火傷の原因になったりしてしまいます。
ただし自己処理の際に毛抜きやワックスを使用すると、毛乳頭も処理してしまうため成長期が終わってしまったり、休止期が延びてしまったりする可能性があり、毛周期が乱れてしまいます。
ホルモンバランスが乱れているため
毛の成長には、成長ホルモンの分泌が重要です。ホルモンバランスが乱れると、成長ホルモンの分泌も不規則になり毛の成長も止まってしまいます。
特に睡眠不足や食生活の乱れ、喫煙や過度の飲酒はホルモンバランスの乱れにつながります。医療脱毛をおこなう場合だけでなく、普段から生活習慣の乱れに注意しましょう。
毛周期に関連するよくある質問
毛周期に関連するよくある質問を紹介します。脱毛を考えている方や毛周期について知っておきたい方はぜひ参考にしてください。
Q.毛周期は何か月ですか?
毛周期は部位によって差があったり、個人差があったりするため、一概に何ヶ月とはいえません。以下に各部位の毛周期を記載します。
部位 | 毛周期 |
---|---|
顔 | 1〜2か月 |
脇 | 2〜3か月 |
VIO | 1.5〜2か月 |
太もも | 1.5〜2か月 |
ひざ下 | 1.5〜2か月 |
腕、背中 | 2か月 |
また、同じ部位でも全ての毛が同じタイミングで成長期、退行期、休止期をむかえるわけではありません。
普段生えている毛のうち、成長期の毛は10〜15%といわれています。そのため、各部位の毛周期に合わせてレーザー照射をおこない、効率よく脱毛を完了させましょう。
Q.毛周期に沿って脱毛を受けないとどうなりますか?
脱毛の間隔が短い場合、成長期の毛が少なく十分な脱毛効果が得られない可能性が高いでしょう。
一方で、間隔が長すぎる場合、成長期の毛が退行期や休止期に入ってしまい、施術期間が終わるまでに照射できない可能性もあります。
クリニックで医療脱毛を検討する際は、予約が取りやすいか、無理なく通えるかどうかなどを確認するようにしましょう。
Q.毛周期を気にせずに医療脱毛は受けられますか?
毛周期を気にせずに医療脱毛を受けることはおすすめしません。脱毛する部位の毛周期に合わせた間隔で施術を進めるのが、効率的に脱毛の効果を実感できます。
一部のクリニックでは通い放題だったり、短い間隔で予約ができたりする場所もあります。ただし早く脱毛をしたいからといって、2週間や1か月で通ったとしても満足のいく脱毛効果は得られにくいでしょう。
施術期間や回数券を消化した後に追加照射をおこなうことも少なくなく、余計に高い費用を支払うことになりかねません。
よって、適切な間隔で焦らず根気強く通うことが重要です。
まとめ
今回の記事では、毛周期について解説してきました。医療脱毛で使用するレーザーは成長期の毛に効果を発揮するため、毛周期に合わせて成長期の毛に照射することで効率的に脱毛をおこなうことが可能です。
「できるだけ少ない回数で脱毛を完了させたい」という方は、ぜひ一度アステリアクリニックのカウンセリングにてご相談ください。
アステリアクリニック院長